一覧ページ
よくあるトラ転したら最推しが話しかけて来たぁ‼・改(※新しい方です‼)
第12話 - 第13話 念願の修剣学院だぁぁぁぁぁぁ‼/ウワァ…アイツラに会っちゃったよ‼今日は厄日だ‼
19
2023年03月16日
この作品はいかがでしたか?
19
一覧ページ
19
2023年03月16日
この作品はいかがでしたか?
19
打ち直すのは大変ですが、ある方法を思いついてしまって以来超ラクになったwakaでございます‼いやぁGoogle様ありがとうございます‼
それでは〜どうぞー‼
あのザッカリア剣術大会から1年が経過した。とうとう、キリト達とずっと一緒ではないが、2年間も過ごしてしまっている。わ〜驚き〜‼いや、本当にこうなるとは思ってなかったんだから‼
んんん。今日は私達の入学式だ。私は今、ねずみ色の制服に身を包んでいる。
ノ「ミオもとうとう修剣学院生ね‼」
ア「凄いなぁ、上位12位の中に入るなんて…」
ミ「今までありがとうございました‼ノアさん、アルドさん」
私が頭を下げると、2人はその端正な顔に眩しい笑みを浮かべた。しかし、アルドさんが続けて言った。
ア「でも、大丈夫だ。央都セントリアには本当の屋敷がある。僕達もこれからそっちで暮らすから、何かあったらいつでも頼りなさい」
ミ「本当に何から何まで…感謝してもしきれないです…」
本当にこの夫婦には頭が上がらない…‼
最後にもう一度心からの感謝を伝え、私はザッカリアの別荘を出た。もう先にキリトとユージオはセントリア修剣学院に着いていると言っていた。話からして、ギガスシダーの木の枝をサードレさんにも預けた後だと思う。私とは学院の大修練場で合流する事になっている。
ミ「さて、ザッカリアから央都まで何時間で着くかな」
そうして、ザッカリアの外へ一歩踏み出した。
ユ「あ、キリト‼あれ、ミオじゃないか⁉」
キ「ミオ‼久しぶりだな‼」
ミ「久しぶりユージオ、キリト…と言っても、5日前に会ってるじゃん」
このねずみ色の制服を着ている人は何人もいるが、ユージオとキリトを見つけるのは簡単だった。しかし、ユージオの方が一足先にこちらに小走りで向かってきて、挨拶をしてくれた。えっ、好き。安心して‼恋愛感情ではあ(略)。
キ「ミオも傍付き練士の中に入ったんだな。確か、第7位だよな?」
ミ「そうそう。でも、2人も上位12人に入ってるじゃん。しかも私よりも順位が上だし」
ユ「じゃあ、後で時間あったらちょっと試合してみないか?」
キ「お、いいな」
ミ「賛成‼」
そう言って、これからの予定が決まった時だった。
「今から、実技試験を行う‼」
実技試験――いわゆる二次試験が始まった。
ミ「はぁ〜。私大丈夫だったかなぁ」
ユ「教官相手にいい勝負だったじゃないか」
キ「そういうユージオも、中々良かったぞ」
ミ「そうそう‼型の所とか、乱れが一切なくてキマってたよ‼」
「これより、上級修剣士がそれぞれ1人ずつ傍付き練士を指名する‼」
教官らしき男が大きな声で言った途端、一気に私達初等練士に緊張が走る。私は誰に選ばれるのだろうか…?いやこれ超緊張するなぁ。ふと、隣を見るとユージオはガチガチに緊張で固まっているが、キリトはそうでもないように見えた。え、強…。
まずは主席のウォロ・リーバンテインさんだ。そういえば、ノアさんとウォロの関係性は、甥と叔母らしい。ウォロが指名したのは、原作に登場されてなかった上級貴族だった。まぁ、この人は無害って感じだ。ウォロとその傍付きに指名された練士が大修練場の隅に下がると、続いて修練場の中心にやってきたのは、少し濃い藤色の制服を纏った女性だった。
ミ「美人…‼」
そういったのと同時に周りもざわざわし始める。そう、次席のソルティリーナ・セルルトさん。ここまで美人だとは思わなかった。良いなぁキリト、傍付きで‼そう悔しがりながら、私はすすす、とキリトに一歩近づいた。そして耳打ちする。
ミ「あの人が」
キ「俺が付く人、か」
どうやら、キリトも私の反応で薄々気付いていたようだ。でも何故か苦々しいというか、難しい顔をしている。顔がひきつっているというか…。
ミ「え、なんでそんな顔?」
キ「いや、男子生徒に刺されそうだから…」
ミ「あぁ…分かるわ。あの顔立ちだもんねぇ〜…」
私達は揃ってソルティリーナさんを見つめる。ゆるやかに波打ちながら腰まで流れる茶髪に、凛々しくも優雅な顔立ち。しかも声優さんが潘めぐみさんだからなぁ〜‼良いよねぇ、ゴン。
「初等練士キリト‼」
キ「は、はい‼」
教官に呼ばれて反射的に返事をしたキリトは、覚悟を決めたような表情でソルティリーナさんの元へ向かう。最後にちらりと振り向いたキリトに、私とユージオは小さく手を振った。
次に呼ばれたのはユージオ。彼が付く人はやっぱりゴルゴロッソ・バルトーさん。いやいやこの人でかすぎでしょ、ユージオ大丈夫かな…。
私が呼ばれたのは、第四位の人が入ってきた時だった。失礼だが「この人が本当に上級修剣士?」と思ってしまうほど小柄だった。きっと、私と同じかそれより小さいだろう。私よりも小さい人が居たのか…‼しかし、顔立ちは整っており、若葉色の少し長めの髪に澄んだ黄金の瞳。制服の色は淡い水色。
「初等練士ミオ‼」
ミ「ハイ‼」
私は出来るだけ大きな声で言うと、真っ直ぐにその人のところへ向かった。名前は「アーリン・ブレイド」と言うらしい。そしてなんと、私と同じ二等貴族だという。アーリン先輩は、やや高音な声で静かに言った。元々話すのがあまり得意ではないのかもしれない。同じ者同士よろしくお願いしまーす‼
ア「よろしく」
ミ「これから、よろしくおねがいします」
そう言って、私は深く頭を下げたのだった。
ミオ・マルウィス(18歳)
上級修剣士第4位の傍付きになった人。めっちゃ楽しみにしている。自分よりも背が低い人がいてちょっと安堵。
キリト(18歳)
上級修剣士第2位の傍付きになった人。女性と試合をすることになって「マジカ…」ってなってる。剣術大会の時に「女性との戦いは避けたい」って言ったのに。
ユージオ(18歳)
上級修剣士第3位の傍付きになった人。見た目の割に良い人そうだと直感で感じて、わくわくしている。キリト、ミオ、頑張ろう‼
どーも。最近ガンダムにハマったwakaです。いやぁ、面白い。声優さん豪華だし(声優好きです)。
それでは…どうぞ‼
ハロー‼一週間前からアーリン・ブレイド先輩の傍付き練士になりましたミオです‼今は…鐘がちょっと前に鳴ったから…4時20分くらいだと推測していまーす‼
…アーリン先輩の傍付きになって一週間が経って、分かったことがある‼
まず1つ。とても静か。2つ、超頭いい。3つ、教え方がうまい。そして…
ア「腕に力が入りすぎている!!」
ミ「は、はい!」
試合となるとまるで別人かと思うほど性格が豹変する。いや目が怖い‼しかもこんなに強いとか思ってなかった…‼
先輩は小柄だけど力が強い…というか、重い。さらに、素早いし一撃一撃が正確だ。一体どれだけの鍛錬を積んただこうなるのか‼
ミ「くっ…‼つ、強い…」
ア「…今日は終わりにしよう」
試合が終わるといつものアーリン先輩に戻る。性格の切り替えが早すぎて、良い意味で分かりやすい。
ミ「どうしたらそんなに強くなれるのか分かりません…」
ア「普通に小さい頃から稽古してた」
ミ「先輩は二等貴族ですからね」
ア「それはミオも同じ」
ミ「いえいえ、私は養子なので」
ア「…そうなんだ」
ミ「はい‼」
大修練場を出て、世間話をしながら学院の廊下を歩いていく。すれ違う人達に注目されるのは勘弁してほしいけどね。今向かっているのはアーリン先輩の部屋で、ゴルゴロッソ先輩と同室だ。もしかしたら今の時間、ユージオがいるかもしれない。今日の清掃はもう朝に終わらせておいたから、部屋はピカピカのはず。
ア「……ゴルゴもその傍付きも居ない」
ミ「はて、大修練場に居たかなぁ、ユージオとゴルゴロッソ先輩(ゴルゴ…‼呼び名があの人…‼)」
今までの出来事を思い返してみるが、2人が居たという記憶は全く無い。居たら絶対に気付くはずなんだけど。ってか「ゴルゴ」と呼んでるの!?どうしてもあの凄腕スナイパーしか思いつかん…‼笑いを堪えろミオ‼堪えるんだ‼くっ、
ミ「ふ」
ア「…笑った」
ミ「笑ってません‼」
少し口に出してしまっただけでアーリン先輩は不満そうにジト目で私を見る。それに私は大声で反対した。すると、先輩はすぐに普通の真顔に戻って言った。
ア「まあいいや、戻っていいよ」
ミ「はい‼ありがとうございました!」
丁寧にお辞儀をして静かにドアを開けて、もう一度一礼してからドアをゆっくり閉める。その時、右側から「あれ」という声が聞こえた。電光石火の速さで振り向くと、そこにはゴルゴロッソ先輩とユージオが私を見ていた。カッコよ‼しかしこの言葉は今は絶対に口に出してはいけない…絶対に。引かれるから。
ミ「ユージオとゴルゴロッソ・バルトー先輩。こんにちは」
ゴ「ロッソで構わん。部屋にアーリンは居るのか?」
ミ「はい。先程大修練場から帰ってきたばかりなので。先輩方はどこへ?」
私が2人に問いかけると、ユージオが笑みを浮かべながら答えてくれた。ウッ…‼QOL爆上がり‼
ユ「僕達は図書館でちょっと勉強をしてたんだ」
ミ「そうなんだ‼今度時間あったら分からない所訊いても良い?」
ユ「もちろんだよ‼」
そして二言三言話してからユージオ達と別れた。そして、初等練士寮に戻り、自室に入ろうと思った時だった。またもや右側から「おや」と声が聞こえた。え、この声は…‼一番出会いたくなかった奴らなんだけど。
ラ「これは、ミオ・マルウィス殿ではないか」
ミ「…こんにちは、アンティノス殿とジーゼック殿」
ウ「奇遇ですなぁ‼」
もうライオスとウンベール嫌い‼こっち来んな‼悪趣味な髪型だわぁ…、生理的に無理だわぁ…。今にも顔を歪めたい所だったが、なんとか真顔で抑える。よくやったぞミオ‼そのまま棒読みで尋ねる。
ミ「そうですね。私に何か用でも?」
ラ「この学院で学ぶ学友を見かけたら声をかけるというものだろう、なぁ?ウンベール」
ウ「ええ‼あのマルウィス家ですからねぇ」
ニタニタ笑いながらウンベールが言う。流石に我慢できなかった私は、ありったけの殺意を込めて睨んだ。
ミ「話すことはそれだけですか、ライオス殿、ウンベール殿」
ウ「何だとっ⁉「ウンベール」は…」
ラ「そのような態度を取られるとは心外だ…。まあ、この話はまた日を改めて」
そう締めると、2人はゆっくりとした足取りで私から離れていった。2人がいなくなったのを確認すると、今までで一番大きなため息が口から零れたが、気を取り直してドアノブを回す。ってか、何の話だよ。
部屋に入り、ドアを閉めようとした時だった。
ユ「ミオ…大丈夫かい?」
ミ「ユ、ユージオ」
ワオユージオ君じゃないか!さっき振りだね!あ、後ろにキリトも居るじゃん!とは言えなかった。病は気からって言うけど、本当なのかもしれない。
ユ「さっき、あいつらに絡まれてたよね。何もされてないかい?」
キ「そういうのは早めに言っておいたほうが良いぜ。何かあったら何でも言ってくれ」
ミ「ありがとう、2人とも」
あーあ‼世の中キリトとユージオみたいな人だけ居れば良いのに‼と心から思った瞬間(何十回目)であった。
ミオ・マルウィス(18歳)
アーリンの豹変に最初はかなり驚いたが慣れた人。これからキリトと一緒に神聖術でユージオに泣きつくことになる。「え、宿題?後で良いよね」の人。勉強は気が向いたらやる。「私はテストの日は3日前くらいから徹夜で頑張る派」ライオスとウンベールは今にでも斬りたい。
キリト(18歳)
ソルティリーナにしごかれまくった人。ご愁傷様です。ミオと一緒に神聖術でユージオに泣きつく。次回、キリトとの会話が増えまくる…はず‼ミオと同じく勉強は気が向いたらやる。「俺は一夜漬け派だ」。ライオス達に絡まれていたミオを心配する。
ユージオ(18歳)
ゴルゴロッソに筋肉の付き方を細かくチェックしてもらった人。犬属性…?厳しそうだったけど意外と優しいゴルゴロッソに懐いた。キリトとミオに勉強で泣きつかれる。「え、勉強?毎日やるよ」。マジで見習いたい。ライオス達に絡まれていたミオを心配する。
アーリン・ブレイド(19歳)
試合になると熱くなる人。普段は静か。氷の貴公子とか呼ばれそうな雰囲気。ミオを選んだ理由は…またいつか。
今回もこんな長い(主感覚)話を読んでくださってありがとうございました‼
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!