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#クロスオーバー
유키에
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コメント
3件
うわあああ第6話読み終わったけどお前ら尊すぎんだろ!!!!!😭💕 澤村登場でスガさんの過去と“居場所”が一気に深掘りされて胸熱すぎた…「ちょっと寂しいけど」からの「楽しそうだな」の流れで涙腺崩壊したわ。研磨が「堕とすの」って笑うとこ完全に確信犯でしょ、このチームにもう敵わないって悟った瞬間だった。また次話が待ちきれないよ😭🌸
魔法少女達が消えた後の城は、妙に静かだった。
さっきまで暴れていた神聖魔法の残滓だけが、夜空に白く漂っている。
「……で、これどうすんの」
日向が転がっていた杖を蹴る。
「掃除だる」
「お前絶対やんねぇだろ」
影山が即答した。
「飛雄やってくれんの!?」
「殺すぞ…です。」
「最近そればっかじゃん!」
及川が騒ぎ始める。
五色は壊れた壁を見ながら顔を引き攣らせていた。
「また修理班泣くっすよこれ……」
研磨は少女を抱えたまま欠伸をする。
「俺眠い」
「働いて?」
「無理」
「即答」
騒がしい。
いつも通り。
その時だった。
「……うわぁ」
知らない声がした。
全員の動きが止まる。
「全滅かぁ……魔法少女」
城門の上。
一人の男が立っていた。
黒髪。
落ち着いた目。
どこか疲れたような空気。
だが。
人間側特有の神聖魔力が微かに漂っている。
「誰」
日向の目が細まる。
「侵入者」
影山の魔力が膨れ上がる。
速い。
二人とも反応が早すぎた。
一瞬で距離を詰める。
「殺――」
「ッッッ待って!!!」
珍しく。
菅原が叫んだ。
その声に、日向と影山の動きが止まる。
「……は?」
「スガさん?」
菅原は息を切らしながら、その男を見上げた。
「……大地」
沈黙。
数秒後。
男――澤村大地は、困ったように笑った。
「久しぶり、スガ。」
「え、知り合い?」
日向が素直に聞く。
「まぁね」
菅原は少しだけ気まずそうに笑った。
澤村は城門から飛び降りる。
着地。
その瞬間、五色がぴくりと耳を動かした。
「……人間、じゃない?」
「半分だけな」
澤村は肩を竦める。
「ハーフ。母親が人外」
「へぇ」
及川が面白そうに目を細めた。
でも敵意はない。
菅原が止めた時点で、“殺してはいけない相手”だと理解しているから。
「……お前、ほんとに寝返ったんだな」
澤村が静かに言う。
責める声ではなかった。
菅原は苦笑する。
「まぁねぇ」
「そっか」
たったそれだけ。
否定もしない。
怒りもしない。
菅原は少し目を伏せた。
「……怒んないの」
「なんで?」
「いや普通怒るでしょ」
「お前が選んだんだろ」
澤村は当然みたいに言った。
「なら俺が口出すことじゃない」
静かだった。
でも。
その言葉は、妙に温かかった。
日向が小声で呟く。
「……スガさんの理解者って感じ」
「珍しいタイプ」
研磨がぼそっと言う。
影山もじっと澤村を見ていた。
「……怖がらねぇんだな」
「何が?」
「スガさん」
普通、人外としての菅原を見れば引く。
怖がる。
距離を取る。
でも澤村は違った。
当たり前みたいに隣へ立っている。
すると澤村は、少しだけ笑った。
「昔からだからな」
菅原は昔から、人間側で浮いていた。
怖がられて。
気味悪がられて。
でも。
魔王軍から帰ってくる時だけは違った。
どこか楽しそうだった。
穏やかで。
肩の力が抜けていて。
『今日も敵と喋ってたのか』
『うん』
『楽しかった?』
『……まぁね』
その時の顔を、澤村は覚えている。
「……居場所出来たんなら、良かったじゃん」
ぽつり。
自然な声。
菅原の目が少し見開く。
「大地……」
「まぁ」
澤村は頭を掻いた。
「ちょっと寂しいけど」
「はは」
菅原が笑う。
本当に嬉しそうに。
すると及川が急に割り込んできた。
「えっ、じゃあ澤村くんもこっち来る!?」
「距離近」
「歓迎するよ〜!」
「いやまだ決めてないです」
「え〜」
及川がしょんぼりする。
影山が露骨に嫌そうな顔をした。
「……及川さん黙って」
「飛雄冷たくない!?」
いつもの流れだった。
澤村はその様子を見て、少しだけ目を細める。
――あぁ。
なるほど。
確かに。
これは。
「……楽しそうだな、お前」
菅原へ向けた声。
菅原は少しだけ照れくさそうに笑った。
「まぁ、うん」
その顔を見て。
澤村は静かに息を吐いた。
(魔王軍から帰ってきたスガ、いっつも楽しそうだったからな……)
人間側にいる時より。
ずっと。
ずっと自然に笑っていた。
「……困ったなぁ」
澤村は苦笑する。
敵のはずなのに。
ここは妙に居心地が悪くない。
日向が覗き込む。
「え、来んの?」
「まだ分かんねぇよ」
「でもちょっと揺らいでる顔してる」
「鋭いなお前」
「勘!」
「怖」
その時。
研磨がぼそっと呟いた。
「……また人間減るね」
「おい言い方」
菅原がツッコむ。
だが研磨は本気だった。
「だってこの人、多分そのうち来るし」
「決めつけ早くない?」
「顔見れば分かる」
金色の瞳が細まる。
「“大事な人が笑ってる場所”嫌いになれないタイプ、でしょ?」
澤村が黙る。
図星だった。
「……観察眼えぐ」
五色が引いた声を漏らした。
研磨は欠伸をする。
「俺こういうの得意だから」
そして。
小さく笑った。
「堕とすの」