テラーノベル
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⚠️ こちらはd!の二次創作です ⚠️
死ネタ が これから出てきます
今回めちゃくちゃ下手かもしれないです…!
すみません!
地雷 彡 は 回れ右 !
翌日の教室は、昨夜とは正反対なくらい騒がしかった。
朝のホームルーム前。
椅子を引く音。
誰かの笑い声。
廊下を走る足音。
窓から差し込む朝日が、夜の空気を全部追い出したみたいに教室を明るく照らしている。
rbrは出席簿を片手に廊下を歩きながら、小さく欠伸を噛み殺した。
昨日、結局寝たのは一時過ぎだった。
報告書を書いていたら思った以上に時間が溶けたのである。
ブラック企業か?と一人で思った。
まぁ教師なんてそんなもんやけど。
職員室の扉を開ける。
途端に飛んでくる雑談とコピー機の音。
朝特有の慌ただしさに、rbrはげんなりした顔で席へ向かった。
鞄を机へ置く。
その時。
ふと、窓の外へ視線が向いた。
校門。
登校してくる生徒達の中に、見慣れた姿があった。
少し猫背気味で。
眠そうな顔をしていて。
片耳だけイヤホンを付けたまま歩いている。
shaだった。
rbrは無意識に息を吐く。
……来た。
ちゃんと来たんやな、と少しだけ安心した。
だが次の瞬間。
shaの後ろから、数人の男子生徒が近づいていくのが見えた。
rbrの眉が僅かに寄る。
その内の一人が、shaの肩をわざと強くぶつかった。
shaの身体が少し揺れる。
だが、shaは何も言わない。
振り返りもしない。
そのまま歩き続ける。
男子生徒達は何か言って笑っていた。
ここからでは聞こえない。
けれど。
rbrは小さく舌打ちした。
昨日の傷を思い出す。
“またやられたんか”
あの時、返事をしなかったsha。
否定しない沈黙。
……あぁ、そういうことか。
rbrは窓から目を離すと、乱暴に椅子へ腰を下ろした。
胸の奥が妙にざわつく。
教師として、見過ごしていい光景じゃない。
でも。
下手に踏み込めば、shaがもっと傷つくかもしれない。
助けを求めない奴を助けるのは、思ったより難しい。
rbr「……どうするべきなんやろな」
誰にも聞こえない声で呟く。
その時、頭の中はshaのことでいっぱいだった。
数分後。
始業のチャイムが鳴る。
rbrは出席簿を持って教室へ向かった。
廊下を歩く。
窓から差し込む朝日がやけに眩しい。
昨日の夜とは、まるで別世界みたいだった。
教室の扉を開ける。
途端に、生徒達の声が少し静まる。
rbr「はいはーい、席つけー」
そう言いながら教壇へ立つ。
出席簿を開く。
名前を読み上げていく。
その途中。
rbr「shaー」
sha「……はい」
窓際の後ろの席。
気の抜けた返事。
rbrは一瞬だけ視線を向ける。
shaもこちらを見る。
ほんの一瞬。
静かな視線が交わった。
だが次の瞬間、shaは何事もなかったみたいに目を逸らしてしまう。
rbrも、それ以上は何も言わなかった。
ー sha 視点 ー
窓の外では、春の風が木々を揺らしていた。
教師の声が遠くで響いている。
黒板を叩く音。
ノートをめくる音。
誰かの欠伸。
昼前の教室特有の、少し気の抜けた空気。
その中で、shaは机へ突っ伏したまま微動だにしなかった。
周囲から見れば、完全に寝ているようにしか見えないだろう。
実際、前の席の奴なんて「また寝てるわ」みたいに笑っていた。
別に否定する気もなかった。
その方が楽だから。
目を閉じたまま、小さく息を吐く。
……眠いのは本当だ。
昨日、まともに寝れていない。
けれど。
今、頭の中にあるのは睡魔より別のことだった。
昨日のこと。
“死んだら悲しむ?”なんて聞いた自分。
そして。
「悲しむで」
そう言った先生の声。
shaは薄く目を閉じたまま、心の中で小さく舌打ちした。
……なんなんやろ、あの先生。
普通、あんな面倒な生徒放っとくやろ。
毎日遅くまで学校に残って。
愛想も悪くて。
話しかけてもまともに返事せん奴。
関わったって、良いことなんか一つもない。
むしろ面倒しかないはずだ。
なのに。
先生は何度でも教室へ来る。
何度でも声を掛ける。
何度でも手当てをする。
昨日だってそうだ。
shaは制服の袖を少しだけ握る。
胸の奥が妙にざわついた。
理解できない。
どうしてあそこまで関わろうとするのか。
どうして放っておかないのか。
俺なんか放っとけばいいのに。
その時、不意に今朝のことを思い出す。
出席確認。
「shaー」
名前を呼ばれて顔を上げた瞬間、先生と目が合った。
まともに見れなかった。
先生は眩しい。
真っ直ぐで。
馬鹿みたいに世話焼きで。
ちゃんと人を見てくる。
そんな人間、shaは苦手だった。
自分が汚れて見えるから。
隣に立つと、自分の駄目な部分ばっかり見えてしまうから。
だから、つい目を逸らしてしまう。
でも。
別に嫌いなわけじゃない。
きっと、分からなくて少し怖いんだ。
あんな風に優しくされることに、慣れていないから。
shaは薄く目を開ける。
ぼやけた視界の向こう。
教壇ではrbr先生が何か説明していた。
その横顔を見ていると、不意に胸の奥が少しだけ痛くなる。
……そういえば。
さっき目を逸らした時。
先生、少しだけ寂しそうな顔してた気がする。
ほんの一瞬だったけれど。
気のせいかもしれない。
でも、もし本当にそうだったなら。
shaは誰にも聞こえないくらい小さく、息を吐いた。
……ごめん、先生。
昼休みのチャイムが鳴った瞬間、静かだった教室が一気に騒がしくなる。
机をくっつける音。
購買へ走っていく足音。
「今日の唐揚げパン残ってるかな」とか、「数学終わった?」とか、そんな声があちこちから飛び交っていた。
shaは机へ突っ伏したまま、ゆっくり目を開ける。
……うるさい。
耳に残っていた授業の声が、今度は昼休み特有の騒音へ変わっただけだった。
適当に身体を起こす。
眠そうに前髪を掻き上げながら、鞄へ手を突っ込んだ。
中から出てきたのは、コンビニのパン一つ。
朝、適当に買ったやつだ。
別に腹は減っていない。
でも食べないとまた先生に何か言われそうやな、なんて思ってしまった自分に、小さく眉を寄せる。
……なんでそこで先生が出てくんねん。
shaはパンの袋を雑に開けた。
その時だった。
後ろの席から、わざとらしい笑い声が聞こえる。
「うわ、またそれ? 毎日同じもん食べてない?」
「彼奴金ないんじゃね?」
「てか昨日も遅くまで学校居たらしいけど、何してたん?」
からかうみたいな声。
shaの手が止まる。
けれど、振り返らない。
慣れている。
こういうのは反応した方が面倒になる。
無視が一番楽だ。
だから今日も、聞こえないふりをするつもりだった。
だが。
ガラ、と教室の扉が開く音がした。
途端に、教室の空気が少し変わる。
rbr「おーい、誰かこのプリント職員室まで……って、なんやめっちゃ騒がしいな」
教室の何人かが「あ、rbr先生だ」と声を上げる。
shaは反射的に視線を逸らした。
……タイミング悪。
先生は教室を軽く見渡した後、窓際の後ろの席で止まった。
shaの机。
そして、その周りに立っていた男子生徒達。
ほんの一瞬だけ。
先生の目が細くなる。
だが次の瞬間には、いつもの気の抜けた笑みに戻っていた。
rbr「sha、昼それだけ?」
sha「……別に」
rbr「いや“別に”ちゃうやろ。パン一個やん」
sha「腹減ってないし」
rbr「育ち盛りやぞお前」
男子生徒達が気まずそうに顔を見合わせる。
さっきまで笑っていた空気が、少しだけ消えていた。
先生は何も言わない。
「いじめるな」なんて一言も言わない。
なのに、妙に居づらい空気だけがそこに落ちる。
流石教師、というべきなのかもしれない。
先生はふと「あ」と声を漏らした。
rbr「そういや俺、購買のパン余っとったわ」
sha「は?」
rbr「食う?」
そう言って、コンビニ袋から焼きそばパンを取り出す。
絶対今思い出した感じではなかった。
むしろ最初から持ってきていたみたいな自然さだった。
shaはじっとそれを見る。
rbr「なんやその顔」
sha「……いや、それ先生の昼飯やろ」
rbr「俺はコーヒーあれば生きれる」
sha「先生こそ食べた方がええやろ」
rbr「いや、俺弁当も作ってきてるから」
sha「え、パン買わなくて良かったやん」
rbr「たしかにそうやな」
軽く笑いながら、先生は机へ焼きそばパンを置いた。
shaはしばらく無言だった。
受け取るべきか迷っているうちに、周囲の視線が少しずつ散っていく。
さっきの男子生徒達も、いつの間にか自分の席へ戻っていた。
……助けられた。
そう思った瞬間、胸の奥が少しだけ苦くなる。
まただ。
またこの先生は、何でもない顔で助けてくる。
shaは小さく息を吐くと、焼きそばパンを手に取った。
sha「……あとで何か返す」
rbr「期待しとくわ。利子付きで」
sha「うざ」
rbr「酷」
教室のあちこちから笑い声が漏れる。
その空気に混ざるみたいに、shaもほんの少しだけ口元を緩めた。
それを見た先生は、一瞬だけ安心したように目を細める。
けれどshaは、その顔をまともに見れなくて。
また、小さく視線を逸らした。
昼休みの騒がしさは、しばらく経っても収まらなかった。
机を囲んで談笑するグループ。
スマホを見せ合って笑っている奴ら。
購買帰りの生徒が騒ぐ声。
そんな空気の中で、shaは焼きそばパンの袋をぼんやり見つめていた。
……なんで俺これ貰ってんねやろ。
普通なら断っていたはずだ。
放っておいてほしいと思っていたはずなのに。
けれど、先生が机に置いた瞬間。
「いらない」とは、何故か言えなかった。
shaは小さく息を吐くと、焼きそばパンを一口齧る。
少し冷めていた。
でも、思ったより美味かった。
その時だった。
rbr「あ、やば」
不意に先生が声を漏らす。
顔を上げると、rbrはスマホを見ながら「あー……」と眉を寄せていた。
rbr「会議あるん忘れとった」
sha「それは先生としてどうなん?」
rbr「うるさいなぁ〜w」
周囲から小さな笑い声が漏れる。
先生は慌てた様子でコンビニ袋を持ち直した。
そして、先生は教室の扉へ向かう。
途中でふと振り返った。
rbr「……ちゃんと食べろよー」
sha「分かってる」
rbr「あ、珍しく返事した」
sha「うざ」
rbr「あはは」
軽く笑って、そのまま先生は教室を出ていく。
ガラ、と扉が閉まった。
また教室に昼休みの騒がしさが戻ってくる。
shaはぼんやり焼きそばパンを見下ろした。
その時。
「……なんか機嫌良くね?」
後ろから、そんな声が聞こえた。
shaの手が止まる。
振り返る気はなかった。
けれど、そのまま続いた笑い声に、小さく眉を寄せる。
sha「は?別に」
「いや、さっき笑ってたじゃん」
「rbr先生と仲良しじゃん」
からかうような声。
shaは無言で焼きそばパンの袋を閉じる。
面倒くさい。
ただそれだけだった。
だが。
「……先生にチクったりすんなよ?」
不意に落ちたその言葉だけは、少し空気が違った。
shaの視線がゆっくり下がる。
机。
握ったままのパン。
周囲の笑い声。
全部が急に遠く聞こえた。
……あぁ。
そういうこと。
別に、仲良くしたい訳じゃない。
ただ、先生が関わってきてるのが気に入らないだけだ。
shaは小さく息を吐く。
そして、何でもないみたいな声で返した。
sha「……する訳ないやろ」
その返事に、後ろで「ならいいけど」と笑う声がした。
「あ、あと今日もだからな?忘れんなよ?」
そう言って去っていった。
sha「……………」
また教室が騒がしくなる。
何事もなかったみたいに。
shaは窓の外を見る。
春の空は明るかった。
それが妙に目に痛くて、shaはまた少しだけ目を細めた。
放課後。
外はもう薄暗くなり始めていた。
部活帰りの声も減ってきて、校舎には静けさが戻りつつある。
rbrは職員室でパソコンと睨めっこしていた。
画面には大量の書類。
終わる気配はない。
教師辞めたい、と思いながらキーボードを叩いていたその時。
ふと、窓の外に人影が見えた。
校門の近く。
見慣れた後ろ姿。
shaだった。
鞄を肩に掛けたまま、校門の前で立ち止まっている。
rbrは小さく眉を寄せる。
数秒。
shaはじっと校門の外を見ていた。
まるで、何かを待っているみたいに。
いや。
違う。
“帰るタイミング”を探しているようにも見えた。
その時だった。
shaが小さく肩を震わせる。
校門の向こう。
車が一台、道路脇へ停まった。
shaの表情はここからじゃ見えない。
でも。
その瞬間だけ、明らかに空気が変わった。
rbrは無意識に立ち上がる。
だが次の瞬間。
shaは踵を返した。
校門から離れる。
逃げるみたいに。
そのまま校舎の裏手へ消えていった。
rbr「……は?」
意味が分からなかった。
迎えの車じゃないのか。
なら何故あんな顔をした。
妙な胸騒ぎが残る。
気づけばrbrは席を立っていた。
rbrが校門へ駆け寄った時には、shaはもう父親に腕を掴まれていた。
かなり強い力だった。
shaの細い手首が、指の形に潰れそうなくらい。
父親は苛立った声で怒鳴っている。
「何回連絡させる気だお前は!」
「寄り道ばっかりしやがって!」
sha「……ごめんなさい」
「さっさと来い!」
強く引っ張られる。
shaの身体が少しよろけた。
その瞬間。
rbr「———すみません」
父親の動きが止まる。
二人が振り向く。
息を切らしたrbrが、そこに立っていた。
少しだけ乱れた息を整えながら、rbrはshaの掴まれている手首へ視線を向ける。
rbr「……まず、手を離してもらっていいですか」
父親の眉がぴくりと動く。
「……誰です?」
rbr「担任です」
静かな声だった。
けれど、その空気には妙な圧があった。
父親は舌打ち混じりにshaの手を離す。
赤くなった手首。
shaは咄嗟に袖を引っ張って隠した。
rbrはそれを見て、僅かに眉を寄せる。
父親は苛立った様子で続けた。
「此奴、全然帰ってこないんですよ」
「学校側はどういう指導してるんです?」
「毎日毎日ふらふらして」
sha「……っ」
shaの肩が少し強張る。
rbrは一瞬だけshaを見る。
そして、また父親へ視線を戻した。
rbr「こちらも居残り指導等ありますので」
「はぁ?」
父親の声が強くなる。
「こんな時間まで生徒残してるってことですか?」
「教師の管理不足じゃないんですか」
理不尽だった。
けれどrbrは言い返さない。
ただ静かに受け止める。
その空気が逆に、父親の苛立ちを強くしていた。
「そもそもこいつ昔から———」
sha「………やめろって」
初めてshaが口を挟む。
焦った声だった。
rbrが少し目を見開く。
父親は不機嫌そうにshaを睨みつけた。
「なんだその態度は」
sha「……っ」
空気が張り詰める。
rbrはゆっくり間へ入った。
rbr「……今日は、俺が責任持って送ります」
父親が眉を顰める。
「必要ない」
rbr「流石にこの状態で一人には出来ません」
「……は?」
rbr「遅くまで学校に残ってたのは事実なんで。こちらにも責任あります」
“学校側の責任”。
その言葉に、父親は小さく舌打ちした。
面倒になったのかもしれない。
しばらく睨むような沈黙。
その後、父親は乱暴に車のドアを開けた。
「……好きにしろ」
吐き捨てるように言って、車へ乗り込む。
エンジン音。
そのまま車は夜道へ消えていった。
静寂。
残されたのは、夜風と、二人分の呼吸音だけだった。
shaは俯いたまま動かなかった。
rbrはそんな横顔を見て、小さく息を吐く。
rbr「……手首、痛ない?」
sha「………別に」
声が少しだけ掠れていた。
rbrはそれ以上何も聞かなかった。
ただ、
rbr「……送るわ」
そうだけ言って、ゆっくり歩き出す。
shaは数秒遅れて、その後ろを追いかけた。
夜道には、二人分の足音だけが静かに響いていた。
コメント
6件
もうまじで好きです🫶 文章書くのうますぎ!!
読むの遅れてすみません 今回も最高です! 助けたrbrさんカッコよすぎるって 事情がある人に あれこれ言ったとしても その人の『重荷」 にしかならないかもしれないと言う不安などが書かれていて とても物語に引きずり込まれました。
うわぁぁぁぁ!!!!!続ききたぁぁぁ!!! ぇ、やばいやばい、マブダチ尊すぎん??? 「生徒と先生」の関係だからうかつに踏み込めないよねぇぇ… rbrがshaのことずっと気にかけてんの良すぎんっ!!!??? 父親から助けるとかイケメンかよrbr……、