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「No.350049、時間だ。」
薄暗い鉄格子で囲まれた部屋を横目に廊下を進んでいく。
着いた先にあるのはここで唯一の真っ白い真っ白い部屋。
中央にある硬い寝台に寝かされた彼は腕や脚が固定されていく。
その彼は年齢は分からないが少年とも言えるほど細くその目は濁っていた。
「今日も成果を見せてくれ”化け物”。」
様々な器具を片手にこの言葉で始まる。
これが彼の日常だ。
───nkside───
nk 「あいつが作った研究所があった?」
はい、どうも白尾国総統nakamuです。
ただ今幹部に招集があり、会議中です。
あいつって言うのは俺の父つまり前総統のことまあ死んだけどね。
sm「そう。革命の時に全て滅んだと思ってたがまだ残ってた。」
kn 「それってまだ機能してるの?」
sm「いやそこまでは分からなかった。ただ可能性は大いに有り得る。」
kr 「スマイルが中の情報入手できないって相当だな」
sm「ああ、しかもこの研究所の存在すら俺がここまで気づかかなかった。」
br 「結構やばそうだね〜nakamuどうする?」
nk 「勿論黒なら殲滅。ただもう少し情報が欲しいかも。スマイル頼んだ。」
sm「了解」
革命から早1年、国の復興は国民同士の協力などあり終わった。
前総統時代に作られたやばい施設は全て革命の時に崩壊させた…
なのにスマイルの情報網にここまで引っ掛からずにいた…
どう足掻いても黒だろうが動くにはさすがに危なすぎる
なるべく早めに対処したいんだけどな…
───数日後
再びスマイルから招集が掛けられた。
nk 「んで、どうだった?」
sm「完璧に黒ではある。ただ…」
kn 「ただ?」
sm「やっぱり情報が掴みきれん。肝心なとこが完全に遮断されている。」
br 「なるほどね〜ん、まあ殲滅できれば大丈夫でしょ!」
kr 「お前なぁ〜、普通に危ねぇだろ!」
きりやんの言う通りだぞBroooock、ただそのままにもできないどうするべきか…
kn 「取り敢えずスマイルが掴めてる情報教えて。そっから考えよ。」
sm「ああ、俺が掴めたのはこれだ。」
スマイルから資料が渡された。
その内容は言わずもがな黒い情報で溢れていた。
特に目を引いたのは人体実験。
まじで腐ってやがるあの前総統。
sm「場所は大まかに割出せてはいる、問題なのは人数と戦力、被験者の実験内容が分かんないことだ。」
kr 「気持ち悪いねこれー」
kn 「同感、心底潰したくなる」
nk 「国民に被害が出る前に殲滅する。スマイルはこのまま情報収集続けて、他のみんなは戦闘準備お願い。」
all 「了解」
さあ潰しにかかろうかクソ親父の思惑を