テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
5章 死への恐怖
私は毎日病室でずっと寝ていた
何をしてても怖くて怖くてたまらなかったから
何もしないで寝ていることが楽だったからお母さんとお父さんは共働きで滅多に病室には来ることができなかった
でも河野冬樹くんは毎日のように会いにきてくれたそれで起きるというのが最近のルーティンになっていた冬樹くんはいつも笑顔で会いにきてくれる
そんなある日私は冬樹くんが来るやいやなすぐ「ねえ怖いよまだやりたいことがいっぱいあるんだ、水族館や遊園地を好きな人と言ってみたいし、高校に行って自分がなりたかった美容師になて楽しい人生を送りたいよ」
いつも我慢していたはずの本音が出てきてしまったそしたら冬樹くんが「じゃあ僕がまりに血液を分けるよ」そう冬樹くんは私と同じ血液型だった。
いつきたのかはわからないがお母さんが出てきて言った「珍しい血液だからなかなか見つからない、もしあなたが大きな怪我をした時に血が足りなくて死んでしまうかもしれないんだよ?
それに親御さんはなんて言っているの」
冬樹くんは「それは承知の上です。ここ最近マリさんが学校に来ないだけで僕は寂しく詰まんなかったんです。僕の中学校生活を彩ってくれていたのは椎名マリさんだったんです。
僕は今マリさんが死にたくないって泣いている姿を見て僕は覚悟を決めました」
お母さんは「でもそれでも」ウジウジしていると冬樹くんが話を遮るように「僕は目の前で好きな人が、泣いて死にたくないと言っているのにほっと置けるような人間ぎゃないんです」
そう言うとお母さんはまたその場で泣き崩れてしまった。
後日
冬樹くんとその親御さん私の親、お医者ゃさんを交えて話すことになった冬樹くんの親はもちろん猛反対絶対にやめてほしいと冬樹くんをずっと説得していたでも冬樹くんが一生懸命に頼み込み親御さんにおっけいをいただくことができた
そのご大人だけで話していた。
その間私は外を眺めているとまた耳鳴りが襲ってきたそこで私の意識は無くなった