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「はっ!雑魚如きが俺に触れんじゃねぇよ」


俺は雑魚呪霊を無下限で吹き飛ばし、蹴りをかました


「全く、これは想像以上だね」


辺りにいた呪霊を祓った傑が俺の背と合わせた


“ あなたの じゃない 彼女 ”


ベキベキとした音が聞こえ、音のした方に顔を向けると、辺りにいた呪霊は全員赤い肉塊へ姿を変えていた


「あれが怪異か、」


「末おろしいね、流石は特級と言われる程まである」


俺達が話していると、新しい呪霊が俺達へ向かってきた


「チッ、俺、あんま暇じゃねぇの

お前らみてぇな雑魚に構ってる時間なんてねぇんだよ、消えろ」


俺は呪霊を手で鷲掴み、地面へ叩き付け

踏み潰した


ふとガキの方へ目を向けると


「!暁月!!」


ガキが呪霊に襲われそうになっていた


________________


「ッ、、」


私は這いばいさんの服を摘んだ


何も見えない、一体何が起こっているのかさえも


“ あなた 大丈夫 私 いる

怖い ない ”


「う、うん、」


その時


—おがぁぁざぁぁんぅ?—


「っ!」


“ あなた ! 離れる ! ”


這いばいさんの温もりが離れ、私の目の前に気配が現れた


—どぉぉじでぇぇ..おがぁぁざん?—


“ 彼女 傷つける 私 許す ない ”


「は、這いばいさん、!」


いつもの優しい気配とは違う、本気で怒っている気配


私は、また守られるだけか?


今こうして、四人が戦っている中、

私だけ、


「目が、見えれば、」


気配だけじゃない、もっと正確な位置を


感じろ、相手の匂い、音、


動いているモノには必ず、匂いと音、そして気配がある


頭のてっぺんから、指先、つま先まで 集中しろ


どこにいる。


「!!」


その時、私の指先からこの場所一体に糸が張り巡らされたかのような、全ての動きが糸の振動によって分かった


右側に、振動と気配から五条さん、夏油さん

赤傘さん


私は左手を自分の前へ持ってきた


正面には、這いばいさんと呪い


「これが、」


私の、術式?


その瞬間


「!暁月!!」


「?!」


私の左手から振動と気配を感じた


“ ! あなた !! ”


まずい、どうしよう、!位置が分かっても、祓う術が分からない!


「ッ!!」


私は歯を食いしばり、攻撃される衝撃に備えた


瞬間


「大丈夫かい?巴。」


「!え、?」


いつまでも攻撃が来ず、代わりに穏やかなバリトンボイスが私の鼓膜を震わせた


「遅くなってしまってすまない、巴。」


「え、えっと、」


男性の気配が近くなり、私の両手が包み込まれるような感覚が走った


「おせぇよジジィ」


「あはは、申し訳ありません五条様」


「、?、??」


五条様?え?どういう事?


「改めて、私は暁月昴。

君の父親であり、暁月家の現当主だよ」


「えっ、えぇぇぇぇ!!?」


私は本日二度目の絶叫を上げた


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