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5 - 幼なじみはヒーロー[短編]

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2023年06月04日

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幼なじみはヒーロー






トガ「弔くんダサいのです……!!」

トガは怪我をした弔に言う。

弔「トガ……!お…まえふざけんなよ!!」

荼毘「馬鹿だな。」

弔「あぁ?なんだと?荼毘よぉ?」

荼毘「耳まで悪くなったのか」

傷口に塩をわざと塗ってからかう荼毘。

弔「はぁぁ!?マジで死ね!今日という今日こそ死ねや!」

黒霧「平和ですね」

三人の口喧嘩を優しく(?)見守る黒霧。

カランカランそんなときにバーの扉が開く。

黒い服を纏ってフードを深く被っている少年。

荼毘「おい、ここはガキが来るとこじゃねぇぞ。」

??「……」

荼毘を無視して隣を通りすぎて行く。

??「転弧君…大丈夫?」

少し高めの…それでも女子よりは低い声が響く。

荼毘「転弧って誰のことだ」

荼毘がそう言うとほぼ同時に

弔「あぁ、大丈夫だ。心配すんな。」

弔が答える。

??「良かった……。」

弔「良いのか?向こうの方は」

??「?………あぁ…。それなら大丈夫。外出届けでスーパー行くって嘘ついて来てるから。」

弔「分かった…。でもなa「弔くん!誰ですかその子!新しい仲間ですか!?後、転弧ってどういうことですか!?」………」

トガがとうとう口を挟む。

荼毘「俺もその事気になってた。」

弔「……はぁ…出久言ってくれ。」

??「うん。」

??「僕は緑谷出久。」

トガ「出久君ですか?!」

荼毘「!?ヒーローがなんでここに」

出久「まってください。話を最後まで聞いて下さい。ええっと僕はまず転弧君の……幼馴染み?です。」

荼毘「は……?」

出久「で、転弧君って言うのは僕がそう呼ばせて貰っているんです。」

弔「俺は拒否したがな。」

出久「ここに居る理由は…まぁ、大切な幼馴染みが怪我したらお見舞い行くでしょ?だから見に来たんですよ。」

トガ「そうなんですか。意外です!」

荼毘「いや、そこじゃねぇだろ!」

黒霧「普通、幼なじみでもヒーローがヴィランの所にお見舞いに行くことは無いと思うのですが……」

出久「僕の幼なじみには絶対にあったらダメって言うこと?皆は大切な人が怪我とかするとお見舞いするよね。普通のことだよ」

黒霧「……わ、私が間違っていたのでしょうか……?」

黒霧は戸惑う。

そんなことも気にせずに出久は弔に駆け寄る。

荼毘「安心しろ。お前は間違ってねぇ」

出久「弔君大丈夫??怪我痛い?」

弔「大丈夫だって。」

出久「本当?無理しないでね。心配してるんだから」

弔「分かったよ。」

出久「うん。じゃあね!また怪我したら今度は説教だからね!」

出久はバタンッと音を立てて出て行った。

荼毘「……騒がしい一日だったな……」

黒霧「そうですね……」





その日を境に度々弔が怪我などをしたら出久はきっちりと来るようになった。

黒霧「あ、出久君今日も来たんですね。はい。オレンジジュースです」

トガ「出久君!チウチウさせて下さい!!」

荼毘「また来たのか。…ほら今日はぶどう味の飴だ。」

弔「お前らもう馴染んでんな。……荼毘、お前そんなキャラだったか?」

と、こんな感じに弔が怪我をするたびに来るのでどんどん馴染んでいきヴィラン連合と出久は仲良く遊ぶのだった…。







幼なじみはヒーロー



end

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