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「涙」や「笑い」も少なかったりした 実はそんなこともなかった 春が息吹く 桜の花も舞いはせず ただ陽に照らされていた
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第15話「春愁」。めっちゃ短いのに、すごく心に残る詩編でしたね。「涙や笑いも少なかったりした 実はそんなこともなかった」この反復と否定の緩急が、もうそれだけで胸にくるものがあります。桜が舞い散る華やかさじゃなくて、ただ静かに陽に照らされている春。その「何も起こらない」ことの豊かさ、あるいは諦念にも似た穏やかさ。15話という節目にこの静謐な一編を持ってきた構成、めちゃくちゃ効いてます。うんちっちさんの言葉選び、好きです。