テラーノベル
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私は、あるところに電話をかけなきゃならない。 MENちゃんに「いつ書いたの!?」って言われた、あの手紙。 あれを、こっそりルザピのポケットに入れておいたから。
ルザピたちが車で、おんりーの家に着くまで―― たった15分。そのあいだに、要件を伝えておかなきゃいけない。
プルルルル……。 鳴ってから、ほんの数コール。 まるで待ち構えていたかのように、電話はすぐに繋がった。 電話早取り選手権があれば一位になれるな、なんてどうでもいいことを思いながら、私は本題に入る。
「ドズルさん。もうすぐ、ルザピたちが行くと思うんですけど」
私は、MENちゃんと一緒に考えた「作戦」のことを話す。 どうすれば、ルザピとおんりーが一緒にいられるか―― まだ答えは出ていない。 でも、何かしらの可能性に賭けたくて、動いてる。 ドズルさんなら、その鍵を握ってる気がしていた。
すると、ドズルさんが静かにこう言った。
「もう一つ、方法があると思うんだよね」
「えっ……?」
思いもよらない言葉に、私は思わず身を乗り出した。 その作戦は――確かに可能性があった。 でも同時に、私たちでは到底思いつかないような、スケールの違う発想でもあった。
さすが副騎士団長。 やっぱり頼れる人だ。
本当はぼんさんにも頼みたいんだけど…… 魔術団に電話かけたら「またサボってます」って言われた。 ですよね、って感じだ。
#おおはらMEN
吹雪 05
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奏.KaNaDe
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コメント
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雨栗視点、すごく良かったです。MENちゃんと一緒に考えた作戦をドズルさんに託そうとする流れに、彼女なりの誠実さと焦りが感じられて胸が締め付けられました。そこでドズルさんが「もう一つ、方法がある」と静かに差し出してくる――あの瞬間、物語のスケールがぐっと広がった気がしました。さすが副騎士団長。それにぼんさんの「またサボってます」報告も、空気を和らげる絶妙な緩さで好きです。次、どう転ぶのか気になりすぎます。