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そんなはずじゃなかった、。
ちょっとでも、ちょっとだけでも、貴方の視界に入れたら。それだけで、よかった。
mtk side
「ん゛ん゛〜、」
重い体を起こし、リビングに向かう。前は不登校だった。でも最近は、好きな人を見るために頑張ってる。見れるだけで、別に良かった。
早めに用意を済ませ、急いで学校へ行く。
「おはようございます」
いつも通りの教室1番乗り。でも特にすることはない。ぼーっと、ただひたすら、あの人のことを考えてるだけ。
「ほんと気持ち悪い。」
誰かの声が聞こえてくる。
「ほんと、omr?興味なさすぎて名前すら覚えてないwwwww」
「それなw」
この声は、僕を不登校へと追い詰めたいじめっ子の主犯格だ。
がらっ、
ドアが開く。あぁ、今日は運が悪い日だ。
僕はどっからどうみても陰キャだ。悪口を言われたって、仕方ない。
「あっ、ご本人ご本人〜笑」
僕は軽く会釈をする。
「ね!wki!笑」
「!?」
僕はその一言が聞こえただけで、悪口を言われたのは本当にどうでも良かった。
でも、でも、どうしよう。あの人も、そう思ってたら。
「wkiも思うでしょ、あいつきしょいって」
「うん」
ッ、、
悲しかった。溢れそうな涙を必死に堪え、窓の方を向く。
窓側の、端っこの席。1人になれる、席。
やっと学校が終わった。いつもだったら遅くまで学校にいるけど、なんか今日は帰りたい気分。
家に帰って曲を作る。なんだかんだ、この時間が1番楽しのかな。
なんでだろう。なんで悲しくなるんだろう。わかりきったことなのに。
「あぁ、今日はもう寝よう」
なんだろ、何にもやる気が湧いてこない。
「ん゛、、」
気づいたらもう朝になっていた。
学校、、行きたくない、、
でも、、行かなきゃ、、、
どう、、しよう、、、
結局来てしまった。
また、来るのかな。
がちゃっ、
教室のドアの開閉音がなり響く。
僕の心拍数は上がっていく。
「え、」
そこにはwkiさんの姿があった。
「あ、、」
僕の目を見つめるwkiさん。
「おはよう!」
流石陽キャ、こっちは心に深く傷を負っているのに。
「おはようございます。」
ぎゅうっと締め付けられる心臓。
「良かったらさ__」
がちゃ、!!
wkiさんの言葉を運悪く遮る雑な開閉音。
「は?hrt〜!何やってんのよ笑笑」
「そんなやつと仲良くしてさぁ、なんも得、ないから。」
そう嘲笑うあの女子たち。
「ん、」
少し止まってその女子たちについていくwkiさん、どこか迂闊な表情をしていた気がした。本当は僕に興味を持ってくれてるのかな。
…あまり期待はしないでおこう。
あれ以降wkiさんと話すことは無くなった。まぁ、前もだけど、、
でも、ど真ん中の席のwkiさんは1番端っこの僕の席から見えやすい。気づいたらずっとみている。でも、
「ははっ、笑なんだそれ!!笑」
隣の席の女の子と喋ってるwkiさん。
楽しそうだな…
そもそも、陰キャとばりばりの陽キャ。
間に透明な壁があるのは当然だ。
でも、期待をしてしまうのは何故だろう。
期待して損するのはわかってるのに、
ほんっと、馬鹿だなぁッ、
wki side
「ほんと気持ち悪い。」
前の女子がそんなことを言っている。でも別に、興味ない。
「ほんと、omr?」
!?
俺はその言葉を聞き、衝撃を受ける。
俺の、、好きな人が、、悪口を言われてる。
俺が守ってやればいいんだ。
でも、気持ち悪いよな。喋ってことのない人。ましてや同姓なんて…
ぼーっと廊下を歩く、悲しさと、怒り。
でも、みんなからは嫌われたくないなぁ。
「ね!wki!笑」
「うん」
なんのことかはわからなかったけど、否定をしたらみんなから嫌われる。そうなんとなく思った。
俺は女子に続いて教室に入る。
そこにはmtkの姿があった。
なんか悲しそうな顔してる?なんでだろ、
そっとしてあげたほうがいいかな、そう思って俺は廊下に行く。
なんで、なんで好きな人に話しかけれないんだろ。
次の日の朝。mtkに会いたいから早めに家を出る。
いざ教室の前。妙に緊張する。期待を込めてドアを開ける。
がちゃっ、
「えっ、」
まさか、ほんとにいるとは思っていなかった。
「あ、、、」
気まずそうな声を出すmtk。
俺は気持ちを明るくし、「おはよう!」と、多分ぎこちないであろう笑顔を浮かべる。それでもまだmtkは気まずそうに敬語で挨拶をする。
そういや連絡先繋いでないな~って思った。
「良かったらさ_」
がちゃっ、!
俺の話を遮るように響き渡る乱雑な開閉音。
っど、どうしよっ、、
俺の仲良い仲間が、俺の大好きなクラスメイトを嘲笑ってる。
どっちの味方をすればっ、、
ーーー
はいっ、!おしまい、!
なんかね、れなの最近見てるのが全部のべるなので真似っこしました、笑
矛盾とかあるかもやけど、多めに見てっ、。