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×××の思い
朝。
小さな町の市場。
人でにぎわっていた。
「わ〜、すごいね」
ゴンが目を輝かせる。
「果物いっぱい!」
レオリオは屋台に夢中。
クラピカは冷静に見回す。
×××とキルアは、少し後ろを歩いていた。
距離。
……近い。
でも、まだ微妙。
手は触れそうで触れない。
(……変に緊張する……)
×××は、落ち着かない。
その時。
「キルアくん?」
店の女性が話しかける。
「これ、試食どう?」
「え、あ、はい……」
笑顔。
×××の胸が、ちくっとする。
(……なに、今の……)
(……嫌……?)
女性はキルアにやたら近い。
「旅人?かっこいいね〜」
「……はは……」
愛想よく返すキルア。
×××は、無意識に距離を取る。
(……やだ……)
(……モヤモヤする……)
(……なんで……)
キルアは、ふと気づく。
「……×××?」
「……なに?」
ちょっと冷たい。
「……怒ってる?」
「……別に」
完全に嘘。
キルアは首をかしげる。
昼。
湖のそば。
2人で水を飲んでいた。
ゴンたちは、少し離れている。
沈黙。
気まずい。
キルアが言う。
「……さっきのさ」
「気にしてた?」
×××は、はっとする。
「……え……」
「……なんか……」
「距離あったし……」
×××は、視線を逸らす。
「……別に……」
また嘘。
キルアは、じっと見る。
「……嘘」
×××の胸が、どくん。
観念して、ぽつり。
「……嫌だった……」
「……他の人と……仲良くするの……」
キルア、固まる。
「……え?」
「……胸……苦しくなって……」
「……意味……わからなくて……」
そこで、気づく。
×××の中で、全部がつながる。
キルアの笑顔が気になる。
声が好き。
触れられると安心する。
離れると不安。
(……これ……)
(……恋……だ)
「……私……」
顔が赤くなる。
「……キルア……」
「……好き……」
小さく。
でも、はっきり。
キルア、フリーズ。
「…………え?」
三秒停止。
「……え!?!?」
「今……」
「好きって……」
×××は、逃げずに見る。
「……うん……」
「……好き……」
キルアの顔、真っ赤。
「……ちょ……」
「……マジ……?」
「……夢じゃねーよな……?」
頬をつねる。
「……痛っ……」
×××、笑う。
「……現実……」
キルアは、頭を抱える。
「……やば……」
「……嬉しすぎて……」
「……死ぬ……」
「死なないで」
即ツッコミ。
キルアは、そっと手を伸ばす。
指が絡む。
「……じゃあ……」
「俺の彼女……?」
×××、一瞬迷って――
「……うん……」
キルアの笑顔、最高潮。
「……やった……」
その瞬間。
「なに!?なに!?」
ゴン乱入。
「今の!?告白!?」
レオリオも来る。
「マジかよ!!」
クラピカ、微笑む。
「……おめでとう」
×××、赤面。
キルア、叫ぶ。
「見るなぁぁ!!」
平和。
完全に。
to be continued…