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stxl 二次創作 赤水、水赤
ご本人様には一切関係ありません
誤字脱字の可能性あり
nmmnを理解した上で進んでください
4⁄8
れさんが猫飼ってるそうなので
ここで出てくる猫は完全に私の個人的な解釈です。⬇
・白ラグドールイメージ
・女の子
・主人に似てそう
白の長毛か灰色飼ってるイメージ勝手に持ってる
にゃんこたん、あたしはよくそう呼ばれる。
ふわふわで、きれいで、誰よりも可愛い。れるが言ってた。
この家の主は、そのれる。
優しくて、ちょっと抜けてて、あたしのことが大好きな人間。
朝起きたら「おはよ〜」って撫でてくるし、夜はちゃんと一緒に寝るし。
あたしが鳴けば、だいたい言うことを聞く。完璧。
……だったのに。
最近、気に食わないやつがいる。
「おじゃましまーす」
今日も、当たり前みたいな顔で入ってくる。
れるが言うに名前はこえとかちむとかいうらしい
ドアが開いた瞬間、あたしはしっぽをゆらりと揺らしてそっちを見る。また来た。
「おー、いらっしゃい」
なんてれるが気軽に返すのも気に入らない。
なんでそんな普通なのよ。
あたしはテーブルの上から、その様子をじっと観察する。
こえは靴を脱いで、迷いなくソファへ。
もう何回も来てるみたいな動き。
……実際来てるけど。
だからって許した覚えはない。
「にゃんこたん〜」
れるがあたしに気づいて、すぐに抱き上げる。うん、そこはいい。
あたしは少しだけ体を預けてやった。
「相変わらずれるさんにはデレデレだね」
そう言いながら、こえが手を伸ばしてくる。
その指先が、あたしの頭に触れそうになって…
ぱしっ。
「いった!」
軽く叩いてやる。当然でしょ。
「ほら嫌がっとるやん」
「ううぅ〜〜」
れるがくすっと笑う。
その声に、ちょっとだけ機嫌が直る。そうよ、あたしは選ぶの。
誰に触らせるかなんて。
簡単に許すわけないじゃない。
あたしはれるの腕の中で、ふいっと顔を逸らした。
あたしの主人なのに。
なんであんなやつ、こんなに自由に出入りしてるのよ。
そう思ってたのに。
「……れるさ、これ」
こえが何かを差し出す。
「え、なに?」
「前好きって言ってたやつ。ついでに買った」
「え、覚えてたん?」
その瞬間。
れるの声が、ほんの少しだけ変わった。
柔らかくて、嬉しそうで。
あたしに向けるのとは、ちょっと違う。……なにそれ。
胸の奥が、ざわっとする。
あたしはれるの腕からするりと抜けて、ソファに飛び乗る。
少しだけ近くで見たくて。
「ありがと」
小さく笑うれる。
それを見て、こえも少しだけ目を細める。
その空気。
言葉じゃない何かが、そこにある気がした。ほんと気に食わない。
でも…
れるが嬉しそうなら、それでいいとも思ってしまう。
それが、もっと気に食わない。
「……まあ、別に?」
小さく鳴いて、あたしはこえの隣に腰を下ろす。
わざとらしく。
「え、隣くるとか珍しいね」
驚いた声。勘違いしないで。
あたしはそっぽを向く。
これはただ、れるが嬉しそうだったから。それだけ。
ほんとに、それだけなんだから。
でも、ほんの少しだけ。
あたしは知っている。
れるがこえを見るとき、ほんの少しだけ特別な顔をすること。
そしてこえも、それに気づいていること。……ほんと、人間ってめんどくさい。
あたしは静かに目を細める。
でもまあ。あたしの主人が幸せなら、
少しくらいは、許してあげてもいい。
ほんの、少しだけ。
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