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オリンポス山の神殿で、1人の男が苦しんでいた。
彼の名はゼウス。オリンポス十二神の頂点、最高
神だ。彼の周りにいるのは他の十二神の神々だ。
まず、家庭の女神でゼウスの妻である”ヘラ”
医術、予言、芸術、音楽、太陽神の”アポロン”
狩猟、月の女神の”アルテミス”
海の神の”ポセイドン”
知恵と戦略、戦術の神の”アテナ”
美と愛の女神の”アフロディテ”
豊穣の女神の”デメテル”
鍛冶の神の”ペパイストス”
炉と竈の女神の”ヘスティア”
戦争の神の”アレス”
神々の伝令、商業、旅行、盗賊、雄弁、幸運、
競技神の”ヘルメス”
皆心配そうにゼウスを見つめている
その中でアポロンは必死に治癒を試みているが、ゼウスの症状は悪化するばかりだ。何時間前からこの状況が続いていたことだろう、もう無理なんじゃないかと皆が思っていた。しかしアポロンがなにか分かったような表情を浮かべた、しかしそれは希望の目ではなく、絶望の、何もかも失ったような目だった。
何があったのか尋ねると、彼は衝撃的な一言を発した
「呪いだ」
その言葉に全員が絶句する。
誰がかけたのか、どうしたら解けるのか、頭の中は混乱でいっぱいだった。するとアテナが
「この呪いはもしかしたら生贄が必要かもしれない、」
生贄、生きているものを捧げる。人間では神に捧げるもので、神の自分たちは誰に捧げるというのだろう?アテナによれば、自分たちの力を10人分程ゼウスに捧げ、彼がその10人分の力を手にする。それで生きれるというのだ。
皆は複雑だった。自分の命を差し出す代わりにゼウスは生きることができる。
誰だって自分は死にたくない。しかし、12神の中で一番偉いのはゼウスであり、何人かは彼の子供でもある。兄弟もいる。
そんな彼らは力が無くならないのであれば自身の命を差し出すことを許容した。
生贄を差し出すことは決まったとして、問題は誰がなるかどうかだ
「戦いで決めればいいんじゃないか?」
アレスが言った。
しかしすぐ反対の声が上がる。十二神は戦いの神ばかりじゃない。ヘスティアやデメテル、ヘラ…
その者たちはどうやって戦えば良いのだろう?
確実にアルテミス、アテナ、アレスなどのものが優勢だ。しかしアテナは言った。
「戦いは身体能力だけでない。戦略やタイミング、などが必要になってくる。」
じゃあどうすればいいのか、それは……!
「人間で戦おう」
アテナのその提案は予想に反するものだった
人間で戦うなど、地上の生き物を管理する役目がある自分たちにとってやってもいいことなのだろうか?
しかしそんなことを考えている場合ではない、今すぐ行かないとゼウスがもたない。
そう考えた彼らは他のものにゼウスを任せ、地上に行くこととなった。