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夕方
気づいたら夕方になってた。
でも、楽しかった。
あいつに振り回される一日だったけど、
こういうのも悪くないって思えた。
「まふゆ!そろそろ帰るか!」
「そうだね」
「今日はありがとな!楽しかったぞ!」
「こちらこそ、わたしも楽しかった。」
「…!」
「…何?」
「い、いや、それはよかった!では帰ろう!」
、
宮益坂駅
「わたしこっちだけど」
「おれは反対だな!ではまた!」
「あっ司」
なんか気づいたら止めていた。
なんなら手を繋いで止めてた。
「なんだ?」
「…また…出かけよう」
「おお!わかった!またな!」
「…」
「…手を離してくれ…ないか?」
「あ、ごめん」
「ではまたな!」
「うん、また」
今、なんだか胸が…ぐるぐるして…なんだろう、この気持ち