片思い
「どうしてこんなことに、、、、、」
私は結城汐梨。ずっと片思いだった桐生太偲が鬼月美沙希に取られてしまった。
私は、美沙希が許せなかった。悔しかった。悲しかった。私の方がずっと好きだったのに。
落ち込んでいる私に仲良しな楓香が話しかけてきた。彼女も彼氏がいる。「大丈夫だよ!取返せばいい!!」って。
『うるさいなあ。彼氏がいるのに話しかけてこないでよ。』余計に腹がたった。
そして、バレンタインにチョコと一緒に告白の手紙を渡すことを決めた。
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バレンタイン当日。私は太偲にチョコを渡した。「手紙の返事はいつでもいいよ!」と伝えておいた。
翌日。太偲が教室に来た。「汐梨、ちょっと来て。」呼ばれた。待ちに待っていたけれど、緊張しかなかった。
「あの手紙のことなんだけど、、、」。
「う、うん、、」ドキドキ。
「俺も前から汐梨のこと好きだった。けれど美沙希に先に言われたからいいよって言っちゃったんだ、ごめんな。」
嬉しさしかなかった。嬉しさで涙がポロポロ出てきてしまった。
「ごめん、嬉しすぎて、、」
「あはは!大丈夫だよ!美沙希には断っておくからな!」
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