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地雷さんは回れ右
モブ(茂部)にひどいことされます
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茂部さんは楽しそうに笑いながら席を立って、苦しんでいるおれに目線を合わせるようにしゃがみ込んでくる。
「酷いじゃないか、そんなに警戒して」
「……っは、な…、に……」
「気付かなかったかい? このレストランは今の時間は私の貸切なんだよ。ウェイターもシェフもね。つまり、私が何もしなくても何でも出来てしまうんだ」
茂部さんが何を言っているのか分からない。貸切? 確かにこの階は一階と違って人気がなかった。
「メインの料理には君と楽しむためのお薬が仕込んであってね。けれど遅効性で、本来ならこんなに早く効いてくることはないんだよ」
「……やっ、さ、さわん、な……ッ!」
頬を撫でられただけで背中にゾワゾワ、とした感覚が走り泣きたくなるような衝動に襲われる。はっはっと、浅い呼吸を繰り返すものの体は熱くなるばかりだ。
おい。という茂部さんの声が聞こえたかと思えば、体格の良いウェイターによって軽々と体を抱え上げられる。信じられない。抵抗したくても、ウェイターの手の体温すら気持ち悪くてろくな抵抗も出来ない。
「ローレンくん、部屋に移動しようか。なに、心配ないさ。君はただ気持ち良くなればいいだけだからね」
死刑宣告のようなものをされ、力を振り絞ってウェイターの腕から逃れようとするもののそれは全く意味を為さなかった。
部屋に到着するなりぼふっ、と柔らかいベッドの上に転がされる。このままでは本当にヤられてしまう。そんな危機感から何とか逃げようとうつ伏せになって這うようにすれば、布地に生じる摩擦にすら体が反応してしまい自由を奪われる。こんな感覚、しらない。
パニックになっているおれに、後ろから覆い被さるように茂部さんがのしかかってきておれの動きを制した。
「やっ……! っ、の…へ、んたい……ッ」
「ああ、いいねぇ。思った通り、良い顔をする」
「なに、言っ……やっ!? なに…ッん、ぁ!」
するりと茂部さんの手がおれのシャツの中へと入り込んでくる。信じられない感覚にぞわりと肌が栗立つ。いやだ、気持ち悪い、気持ち悪い…!
「…いい反応だ。経験があるのかな?」
「ふっ、ざけ……ッ、ひっ!? うぁ、や……ぁ…ッ」
べろりと茂部さんの舌がおれの首筋を舐める。気持ち悪くて仕方がないはずなのに、体がどんどん痺れて、どんどん熱くなっていく。
恥ずかしい、悔しい、気持ち悪い。
「う、……うぅ〜〜〜……っ」
あまりの嫌悪感と屈辱にぽろ、と堪えられなかった涙がこぼれ落ちた。こんな奴に、こんなことをされるなんて。
いくら後悔したところでおれの体はおれの言うことを聞いてくれない。こんな気持ち悪いおっさんに触られて、気持ち悪い声を出して、喜ばせる反応をして。やだ、きもちわるい、たすけて……
そんなおれの気持ちを踏み躙るかのように、茂部さんはおれの涙を見て更に興奮した笑みを浮かべる。
「……あぁ! 堪らない! 本当はもう少し時間をかけたかったんだが、…君が悪いんだよ、ローレンくん!」
はぁはぁと気持ち悪く声を荒げた茂部さんはうつ伏せだったおれを仰向けへとひっくり返すとズボンのベルトに手をかける。
おれがぎょっとした表情を作れば茂部さんは興奮したようにその手を早めた。
「や!? や、っだ……いやだ……ッ!」
おれの抵抗も虚しくカチャカチャと音を立ててベルトはあっという間に外され、ズボンを下ろされる。下着も下ろされそうになるのを最後の力を振り絞って抵抗すれば茂部さんは愉快そうに顔を歪める。
「…ふふ、いいよ。じゃあこうしよう。ローレンくんが下半身を露出させなければ君の勝ちだ。私も潔く諦めよう」
「……ほん、と…?」
「本当だよ。ただし、」
茂部さんはそう言うとおれのシャツを胸の上まで捲り上げて何が楽しいのか露わになった乳首を思い切りつねった。
「痛ッ……!」
「快感に負けて下着を下ろされたらローレンくんの負けだ。諦めて私のものになりなさい」
茂部さんの言葉におれは最後の希望を持って下着を下ろされないように握り締める。涙で視界が歪んで、茂部さんが色々な場所に触れる度に光が弾けるような感覚に襲われる。
茂部さんは何が楽しいのか執拗におれの乳首をつねったり転がしたり、女じゃないから何も出ないというのに吸い付いてきたりとその全ての行為が気持ち悪くて仕方がない。最初は痛いだけだった感覚も今のおれには次第に辛いものへと変わり、泣きながら浅い呼吸を繰り返すことしか出来ない。
「ほらローレンくん。胸ばっかりに集中しちゃダメだよ?」
「やっ、……だ……ッ!」
少しでも油断すれば茂部さんは下着に手を伸ばしてくる。それだけは嫌だ。絶対に。朦朧とする頭で茂部さんを睨みつければ茂部さんは堪らない、と言った表情でおれを見下ろしくる。
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