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~放課後~
えんら「そこのお三方、これから保健室に来てくれない?」
廊下を歩いていたアゲハとジンペイとコマを、
えんら先生がセクシーボイスで
呼び止める
そんな光景を、三人を追って(主にアゲハを追って)教室から出てきたマタロウは
『たまたま』見てしまう
ジンペイ「えんら先生!?」
そんな様子を見てマタロウは、これから三人が保健室でなにをするか想像してみる
マタロウ「(もしかして、大人の女(ヒト)が手取り足取り、あんなことやこんなこと
教えてくれるっていう…あの、いわゆる…禁断の個人授業が始まるというのか!?!?
じゃあ、アゲハさんも…)」 (((( はい!強制終了~ よこしまなのやめてくださ~い
マタロウ「ちょ、きみはだれなのさ!いきなり突っかかってきて!」 それはいつかわかりますよ~ さぁつぎいこうか!
マタロウ「えッ!チョッ」
不満を抱くマタロウであったがアゲハ達の後を
こっそりとちゃんとつけていった
保健室に入った4人を、ドアをそっと開け覗き見るマタロウ
だが、アゲハとジンペイに戯れるバケーラに邪魔されて、中の様子がほとんど分からない。
一方、えんら先生は、セクシ~な足の組み方をし、椅子に座り、3人に尋ねていた
えんら「何故、ここに呼ばれたか分かる?」
ジンペイはその問いに、唾をゴクリと飲んで答えようとする
ジンペイ「それは、お礼にあんなことやこんなことを…」
どうやら考えていることはマタロウと一緒のようだ ちがうからね~💢by,主
だが先生はその言葉を遮る
えんら「ジンペイ君、アゲハさん、コマ君」
ジンペイ/アゲハ/コマ「「「え?」」」
急に呼ばれてびっくりする三人
えんら「YSP基準合格って、どういうことなのか考えなかった?」
ジンペイ「それは、 Yヤバいくらいに S素敵なッ…♪」
アゲハ/コマ「違うと思う…/違うって!」
ジンペイのボケに2人がすかさずズビシッと突っ込む
すると、えんら先生が勢いよく立ち上がる
えんら「少し考えてみて?あなたたちにあってほかの人にないもの」
アゲハ「私たちにあって他の人にはないもの…」
コマ/ジンペイ「「ん~」」
アゲハ「わかった!怨霊や妖怪が見えることだ!」
すると、えんら先生が勢いよく立ち上がる
えんら「そのとうり!さすがアゲハさん」
えんら「YSP基準とは、霊的に大きなパワーを持つ能力者の基準よ!」
それを聞いて身を乗り出すマタロウ
だがジンペイは、あまり分かってないようだ
ジンペイ「?」
えんら「YSP能力者は、妖怪、モノノケ、その他霊的な存在と接触し、操る力を持っている
つまり、
Youkai(妖怪)
Spesial(スペシャル)
Pawer(パワー)
の持ち主ってこと」
コマ「『YSP』ってそういう意味だったんですね…」
ジンペイ「案外フツーだな…」
そんな様子の2人をマタロウは「いやいや、フツーじゃないから!」
と小声で突っ込む
アゲハもマタロウと同じことを考えてたのか
アゲハ「いや普通じゃないよ…?」
えんら先生は窓の方につかツカツカと歩み寄ると、
Yの校章が輝く塔を見上げて声を上げる
えんら「貴方達がこの学校に来た理由。それは、『学園最大の一大事』を救うためよ!」
ジンペイ「『学園最大の一大事』!?」
コマ「なんですか、それは!?」
アゲハ「教えてください、えんら先生!」
『学園最大の一大事』と聞いて、思わず身を乗り出す3人
えんら「その前に、貴方達にはテストを受けて貰います」
えんら先生はそう言って、引き出しから黒い長細い箱を出してきた
蓋を開けると、中には白いベルトに大きな黒い文字盤の付いた時計のような
物が入っていた
アゲハ「これは?」
えんら「YSP能力を引き出す画期的なガジェット『YSPウォッチ』よ!」
ジンペイは、早速腕につけてみる
ジンペイ「へえ!イイ感じ!」
アゲハ/コマ「「だね」」
アゲハとコマも腕につける
3人の後ろではバケーラが退屈そうに欠伸している
えんら先生は3人に使い方を説明する
えんら「YSPウォッチは、『Yメダル』を入れることで様々な力を発揮するの。
その化け猫にウォッチを近づけてみて」
バケーラ「バケ?」
突然、話題が自分に向けられて、バケーラはキョトンと可愛らしく首を傾げる
アゲハ「可愛い…」
ジンペイはYSPウォッチをバケーラに近づけてみた
すると、YSPウォッチが反応し、光が放たれる
そして、ブオオオオン!という音とともにバケーラの形が崩れ、
妖気となってジンペイのウォッチに吸い込まれていった
シュルルルルーッ スポンッ!
ウォッチは、バケーラの妖気を全て吸い込んだようだ
ジンペイは文字盤をつついた
すると、そこから眩い光が放たれる
ジンペイ「うわああッ!」
それと同時に、丸いメダルが5枚宙に浮き、ジンペイの手の中に収まる
『Yメダル』だ
ジンペイ「メダルがいっぱい!」
えんら「貴方に心を開いた怨霊の力がメダルになったのよ
YSPウォッチは、霊的な何かを『メダルメディア』に焼きこんで、
それを再生することが出来るの
つまり、ウォッチにメダルを入れれば、色んな妖怪パワーを操ることが出来るのよ!」
ジンペイ「う~ん…意味わかんねえ」
そう言いながらジンペイはメダルとにらめっこしている
えんら「ジンペイ君、コマくんはいったん外に出ててね」
ジンペイ/コマ「え?何でですか?」
えんら「いいから。聞き耳は立てないようにね♡!それじゃ」
ガラガラガラガラ
ポイ
ガラガラガラガラ
ジンペイ/コマ「( ゚д゚)ポカーン」