ゲームのガチャ運がすごすぎる
それではどうぞ~
「友理奈!」
「おい、友理奈!」
「聞こえねーのかよwww」
みんな…ひどいよ…
なんでそんなこと言うの…?
「あの~…友理奈さん…??」
「あー、ごめんごめん!どうした?」
「友理奈さん寝ててすごくうなされてたんですよ?」
「えーっと…まずさ…友理奈”さん”じゃなくて”友理奈”でいいのに…しかも敬語…堅苦しいよ……」
「ごめん…?」
「せっかくだし、私の話しよっか」
「友理奈の…話……?」
友理奈は僕と同じ中学2年生で、なんと同じ学校に通っていたらしい。
でも学校で色々あったらしくて…虐めじゃないらしいけどね……”孤独”に襲われた…らしい。
そこからは同じく、地面が歪んで…この世界に来たらしい。
自分でもだんだんと自分が変わっているのは自覚しているけど…
どうやらこの…”ラクエン”の主?トップ?に気に入られてしまったようでこの世界の助手として働いているらしい。
本人は元の現実世界に戻りたいって言ってるけどどうにもこうにもここから出る方法が分からないらしい。
そもそもここから出れる確証もないので何とも言えない 。
僕だって早く帰りたい…家が恋しい…
「……で、今になるわけ!でもこの生活も案外気に入ってるよ~」
「それはよかった」
「友理奈、質問なんだけどどうして僕の個人情報を知ってるんです?」
「あーそれは随時現実世界から情報が入ってきて迷い子たちを見てるの!」
「えぇ!?じゃあ僕…ずっと見られてた…!?」
「うん!見てた!」
「最悪…生活やり直そ…」
「うんうん、向上心があっていいね~」
上から目線。同い年なのに見下されてる気分…。
でも僕もこの生活は多分いいと思う(思いたい)。
「あ、私ご飯とってくるね!」
「僕も行く」
「残念、迷い子には行けないんだよ~」
「なんだよそれ、でもまあ仕方ないか」
この世界はちょっと…いや、かなり不思議だ。
時空が歪んで見える、魔法や超能力が使える人がいそう…とか。
あー…腹減った~…
ごはんまだか…。
「ごめんごめん遅れた!」
「遅れたにも程がある」
かれこれ友理奈が部屋を出て行ってから30分以上が経っていた。
「「いただきます」」
ここの世界の料理は現実世界と大層変わらず美味しい。
なんならこっちの世界のごはんのほうがおいしい。申し訳ないけど。
「そういえばこの世界って草原とこの建物しかないの?」
「え?そんなわけないじゃん!ちゃんとショッピングモールとか公園とかあるよ!」
「この草原を公園と思っていいのか…」
「草原は草原!公演は公園!別物だよ!」
「わかったわかった」
「ははーん、さては君…この可愛い超絶美少女とデートに行きたいんだな!!」
「え、違いますけど」
「そんな~ツンデレいいから~」
「でもまあ…悪くはない…//」
「え!?ホントに認めた!!」
うるせぇ。
でももし本当に美少女とデートできるなら死んでもいい。
少しは友理奈のこと可愛いって思ってるし…。
「じゃあ明日行こうか!」
「へ?」
「デート!」
「は?はぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
ファンタジー作品からのぼのぼの日常作品に進化しました。
どうぞ温かい目でお二人を見守ってくださいませ。
え?私はって?末期なので大丈夫ですよ!!(ちゃんと生きることはできます)
それではね、遅くなりましたがね…
ハッピーバレンタイン!
私にとっては黒歴史のバレンタインですね。はい。
それでは!おつここ!