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「ありがとうございます。」
一向に動こうとしない私と安室さん。
「あの……」
「早く教えてくれないか?」
「手錠外すのが先ですよね?」
お互い睨み合っていたが、すぐに安室さんは
舌打ちを打って、私に近づいてきた。
「ちょっと安室さん!?歌心さんの情報はフェイクかもしれないんだよ!?」
「その時はまた捕まえればいい話さ。」
カチャ………
手錠が外された。…今のうちに!
「おっと。」
ガシッ!
「……逃がさないよ。」
「…逃がしてくれるんじゃなかったんですか?」
「それは君が情報をこちらに渡したら、の話だ。」
「………」
あの時言ったのはただの口実。
私はなんとなく……ほんとになんとなくだが……コナンくんの正体を安室さんに言わない方がいい気がした。
ん〜どうしよ。代わりに何を言えば……あ!
そうだ組織の情報だ((「おい!」
「…早くしろ。」
「そうだ!コナンくんの正体よりもっと有益な情報をお渡ししますよ。」
「ほぉー……?というと、?」
「あなた方が追っている…カラーはブラックの組織…」
「…っ!」
コナンくんの顔が少しひきつる。
「彼らのNo.2、ラムの正体は……
脇田兼則さんです。」
「それはほんとうか!?」
「間違いありません。ですので私を解放してください!」
「…コナンくん!」
「あの人はラムの候補者のうちの一人……彼女はでたらめを言っているわけではなさそうだよ!」
「く…今日のところは見逃してやる。」
「次会った時は…その情報をどこで手に入れたかじっくり聞かせてもらうからな…!」
コナンくんと安室さんに睨まれながら私は大急ぎで部屋から出た。
ふー……
長すぎる一日だったよ……
今日は買い置きしていたインスタントのものでも食べてさっさと風呂はいって寝(( プルルルル
…はー!もう!
📞……
「もしもし!」
「どうした?”ブランデー”」
ジン…!
しまった、勢いで出たから誰か見てなかった……
急いで声変えて…っと、
「わりぃ、ジン。ちょっと疲れててな。」
「なんかいつもより高い声だったが。興奮してたのか?」
「…そういうことにしといてくれ。」
「フン、まあいい。ブランデー、任務だ。」
「…了解。」