knty、kzty表現が含まれます。地雷の方はプラウザバック。これは悪魔で私の自己満作品です。呼び名が違います。
【熟読必須】
※R7.3⁄5 このお話が気に入らず現在内容を変更しています。現在読まれるとまだ未完成の部分が出てくると思います。次のお話を書く際に最初に書き終わりましたと言わせていただくのでその時にまた見返していただけると嬉しいです(2話両方)
高校1年生から生徒会長を務めている剣持刀也は今日も書類と睨めっこをしていた。パラパラと捲っていくと、とある不良男子生徒の書類が出てきた。とある不良男子生徒とは1年生の葛葉である。彼は授業にはほぼ不参加で学校行事も稀に来ない。おまけに授業に参加していると思ったらまともに授業受けず友人達とずっとわちゃわちゃしているのだ。おまけに女遊びが激しい。もし彼が普通の人間なら女子は簡単にホイホイついていくはずがないのだが彼は生まれ持った美貌を利用し猥褻な行為を続けているのだ。そんな彼を剣持は気にかけていた。このままでは2年生に進学出来ないし、また1年生をやるとなったら余計学校に来にくくなるからだ。
「うーん…どうしよう」
「もう放課後なのに頑張ってるね」
「うわ、びっくりした。叶くんじゃん」
「やっほ」
彼は副生徒会長で周囲からは信頼が厚く男女問わず人気を誇っている。剣持もそれなりに尊敬している存在で仲も良いのである。女子達の中では生徒会長組と言うファンクラブを結成しているほどであり、剣持と叶が喋りながら廊下を歩くだけでもう大騒ぎなのだ。
「叶くん今日は生徒会室に来ないつもりじゃなかったっけ?」
「うん。そのつもりだったけど刀也ずっと書類と睨めっこしてたから心配で来ちゃった」
「ああ、なるほど。あとこの書類を済ませれば終わるんだけど中々難しくて…」
「僕も手伝おうか?」
「ありがとう、じゃあこれお願い出来る?」
「はーい」
叶は微笑みながらそう言えば1冊のファイルを手に取り、今日の授業内容をまとめていく。剣持はと言うと先程の不良男子生徒のことをまとめていた。まとめると言っても先生から直接お願いされた訳ではなく、剣持のエゴである。彼は出席日数も全然足りていない
ので少しでも学校に興味を持たせ、学校に来てもらえるよう施さなければならない。でもこれはまだ準備段階である。彼は出席日数が足りないだけでは無く成績もオール1なのである。
「刀也終わった?」
「うん」
「じゃ、帰ろ!」
叶は剣持の手を握りもう片方の手には生徒会室の鍵を握っている。職員室に鍵を返した後は2人で茜色の太陽に飲み込まれるように消えていった。帰ってきた頃はもう4時半で今日は疲れていたこともあってか制服のまま布団にダイブし、いつの間にか眠ってしまっていた。起きたらもう夜の8時半で必要最低限のことだけしたらまた眠りについてしまった。
今日は同級生の不破湊と一緒に屋上で昼食をとっていた。彼とは小学校からの友人で仲も良い。たまに何を言っているかわからなくなるが、きっとそこも彼の良いところだろう。
他愛のない話を繰り広げ、いつの間にか昼放課のチャイムが鳴ったことに気づきいつもならここで彼とずっと話しているのだけれど今日は他にやらなければいけないことがあって、途中で話を切り上げた。そして1年3組のクラスまで足を運んだ。窓からクラスを見渡すと机の上に足をおいていちごミルクの飲んでいる男子生徒と目が合った。両者視線に気付き、剣持は手招きをした。
「2年生の先輩が俺になんの用スか?」
目の前の彼は本当に容姿端麗と言う言葉がピッタリのイケメンでこれは女子もついていくな、とどうしても納得してしまうほどである。
「単刀直入に言うけど葛葉くん、今のような騒動をこれからもずっと続けるようなら進学出来ない可能性がある」
「へー、そうなんすか」
目の前の彼はどうでもよさそうな口調で言った。いやいや、進学の話だぞ?もっと焦れよと言う気持ちを心に留めながら話を続ける。
「驚かないの?」
「まあ別に驚く程でもないっすよ。その覚悟で俺この生活してるし」
その覚悟を違う方向に持っていけたらいいのだけれどとつくづく思う。
「でも、今のままじゃ親御さんも傷ついちゃ 「もういいっすか?俺戻りたいんっすけど」
「駄目です。葛葉くんには何が何でも進学してもらいたい。そのためだったら何でもする」
彼は少し戸惑ったあと、何かを閃いたような顔で剣持を壁に追いやった。
「じゃあ、────」
彼はフッと笑ってそう言った。
to be continued…
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コメント
12件
ありがとうございます…
最高すぎます!!フォロー失礼します!!