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5 - 【第4話】最低最悪!

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2023年03月16日

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「最低最悪!」


「あぁ 望月(もちづき)待ってくれ。 すまんが、帰る前に校長室に寄ってほしいんだ」

HRが終わった午後三時半。

急いで教室を出ようとしていたところを、担任に呼び止められてしまった。

「……なにか連絡ですか?」

いつもならすぐに頷くけど、今日だけは一分一秒でも早く帰りたい。

私はかなり嫌そうな顔をしていたんだろう。

先生は弱った声で言った。

「連絡があるとは聞いていないんだが、さっき職員室で校長に望月を呼ぶように言われてな。 詳しいことはあとでだそうだ」

担任も事情を知らないんじゃ、ここで問答しててもしかたがない。

私は「わかりました」と渋々頷き、早足で階段をおりた。

二年の教室がある階に差し掛かった時、ちょうど 侑(ゆう)が教室から出てきた。

「あっ、ちょっとちな! 昨日メールしたのに、返事返せよ」

「あ……」

言われて思い出し*************

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