「最低最悪!」
「あぁ 望月(もちづき)待ってくれ。 すまんが、帰る前に校長室に寄ってほしいんだ」
HRが終わった午後三時半。
急いで教室を出ようとしていたところを、担任に呼び止められてしまった。
「……なにか連絡ですか?」
いつもならすぐに頷くけど、今日だけは一分一秒でも早く帰りたい。
私はかなり嫌そうな顔をしていたんだろう。
先生は弱った声で言った。
「連絡があるとは聞いていないんだが、さっき職員室で校長に望月を呼ぶように言われてな。 詳しいことはあとでだそうだ」
担任も事情を知らないんじゃ、ここで問答しててもしかたがない。
私は「わかりました」と渋々頷き、早足で階段をおりた。
二年の教室がある階に差し掛かった時、ちょうど 侑(ゆう)が教室から出てきた。
「あっ、ちょっとちな! 昨日メールしたのに、返事返せよ」
「あ……」
言われて思い出し*************
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