テラーノベル
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もともと俺は昔から何かが欠けていた。
感情もあまりわからないし、
声もあまり出さなかった。
誰かと一緒にいたことはほとんどないし、
一人称も「俺」か「私」でばらばらだった。
喧嘩が起きれば誰であろうとも椅子で半殺しにして黙らせていた。
あの日も、ただゾンビを眺めていた。
むしろ食べ物にしてやろうかと考えていた。
そんな私がなんで学校から脱走したのか、あまり覚えてないけど、退屈だったからだと思う
だって私含めて全員が体育館に押し込められてたんだもの。
退屈すぎて同じ場所にいた人を一匹を撲殺して食べたぐらいだし、
・・・、まあ、脱走したところで退屈なのは変わりないんだけど・・・。
何やっても楽しいという感情がわいてこなかった
・・・、いや、ひとつだけあった。
体育館で人を殺したとき・・・・、わずかに楽しさを感じた。
(わずかしか感じなかったのもあって脱走したのは内緒)
今は住まいにしてる洞窟にいるけど、
いつかまた楽しいと思いたいと思いながらリロードした。
「・・・さて狩りの時間ね。」
コメント
1件
園崎蓮さん、第3話じっくり読みました。 「何かが欠けている」「退屈だったから」という主人公のモノローグ――平たい口調で語られるほど、その底の冷たさが怖くて切なかったです。体育館での“あの瞬間”だけほのかに楽しさを感じた、という一文に、この子の孤独の重さがぎゅっと凝縮されている気がしました。最後のセリフでグッと世界観が変わる余韻も良くて、続きが気になります…!
#ゾンビパロ
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