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『ごめんね、仕事中だったかもしれないのにいきなり集めちゃって…』

「全然大丈夫っすよ!」

「そうですよ!!むしろ暇してので!」

「ラムリ、貴方の場合はサボりの間違いではありませんか?」

「げっ…ナック、」

「こらこら、2人とも。主様が集めたのは何か言いたい事があるからでしょ?だから静かに待ってないとね♪」

「はい!分かりましたルカス様!」

「そうですね、すみません。」

「それで、私達を集めてどうしたんですか?主様?」

『えっと…言うつもりはあんまりなかったんだけどね、でも改めて言いたくなって…』

「はっきりしねぇな…?要件があるならもっとはっきり言ってくれよ主様。」

「おいボスキ。言い方がキツイぞ」

「あ”?」

「2人とも…主様がこれから言うから…」

「フェネスさんの言う通りっす!ちょっと静かにしててくださいっす。」

「…チッ」

「すまん…」

『スゥ…ハー…よし、』

『私は、ここに来るまでは私が嫌いだった。人生っていうものが嫌いだった。神様なんて存在しないと思った。…毎日タヒにたいと思ってた。』

「…は?」

「え…?」

突然の主の言う事に驚く執事達それもそうだ

いきなり何も知らぬまま集められ、

主が口を開いたと思ったらタヒにたいと言う

言葉が発せられたのだから


『でも、ここに来て。みんなと会ってから全てが変わった。みんなと出会って、話して、色んな所へ行って。毎日が楽しいと思った。だから改めてお礼を言いたいの』

「お礼…ですか?」


『うん。

みんなのおかげで朝起きる目的ができた。

みんなのおかげで笑顔が増えた。

みんなのおかげで冗談が言えるようになった。

みんなのおかげで自分に自信がついた。

みんなのおかげで白黒世界に色が付いた。

みんなのおかげで私の知らない素敵なものをいくつも知る事が出来た。

みんなのおかげで────

みんなのおかげで────』


主の言葉を聞き中には静かに泣く執事も居た。

照れる執事も居た。だがそれだけ主の思いが

伝わっているという事なのだろう


『みんなのおかげで…生きる理由が出来た。

みんなのおかげで…私は今ここで生きてる。

だから──ありがとう。

みんなが今ここに居て、生きてくれてるだけで私は嬉しい。大袈裟だと思うかもしれない、口だけだと思うかもしれない、でも…私は、これが嘘じゃないと言うことしか言えない。

執事は主を守るもの…それと同じくらい。

主は執事を思うもの。

執事は主を癒すもの…それと同じくらい。

主は執事を気にかけるもの。

執事は主に尽くすもの。それと同じくらい、

いやそれ以上に、主は執事を幸せにするもの。

私は、みんなの事を頼るし信頼してる。

でも、それと同じくらいみんなも私を頼って欲しい。執事は主を良くするものであって、主からは良くされない。こんなの間違ってる。

私は、みんなの事悪魔執事以前に1人の人間だと思ってる。だから、”主だから”とかどうでもいい。頼って!私のことを、主の事を。

みんなは生い立ちが不幸すぎるの。だったら、その不幸の分2倍3倍…もっともっとそれ以上に幸せになる権利があるただ不幸なままじゃ不公平だよ!だから、私はみんなを幸せにする義務がある。だから、私を頼って、ね?

あ、最後にもう1回言っておくね───

生きていてくれて、不謹慎だけど悪魔執事で居てくれて、私の執事で居てくれて本当に

────ありがとう。』

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