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「…………」
さもくん………今日は喋りかけてくれないか…。
いや……別に喋らないことぐらい前もあったし……あった………あった……?
なかったなぁ……
私はそれを理解して事の重大さをいややっと身に締めて分かった。
まだ、摩理之介君の告白の返事してないし…………。
「………っし………」
どうすれば良いのだろうか………
「な……っし………」
考えることが多すぎる………
「ななっし〜!!!!!!」
突然大声でべるさんから名前を呼ばれた。
「えっ!?ど、どどどうしたの!?」
「ずっと呼んでも上の空なんだもん…!心配したじゃんか」
べるさんはホッとしたように息を吐いた。
………私、そんなに上の空だった……?
「今日、さもさんと話してないのも何か珍しいし………摩理之介の方に目がいってるし………おかしいよ。今日少しぐらい休んだら……?」
べるさんは私の目を見て心配っていう感じにつぶやいた。
「それか……話聞くよ…?辛いこととか……。さもさんのこと嫌いになったんだったら、別れても良いんだし………。いや……私的にはそんなのやだけど……」
べるさんは、全然答えない私に慌てたのか目をさまよわせながら必死に言葉を探していた。
「えっと…………。ううん………べるさん、私元気だよ。……大丈夫。だから………心配しないで」
全然寝れなくて、さもくんのことを後悔して、摩理之介君の事をたくさん考えちゃう自分が嫌で、、とかこんなに心配してくれてる大好きな親友に言えなくて……。
「ななっし〜…………。じゃあさ………明日、嘘発見器持ってきてやろうか?」
……………………
「うえっ!?」
「だーかーらー!!嘘発見器持ってきてあげる!!それでななっし〜の嘘も、ななっし〜の悩みもすべて解消する!!」
………い、いや…!?いつもより、強引ですね!?べるさん…!?
「べるさん!!大丈夫!!!それ持ってくるぐらいだったら、自分で素直に言うから!!」
「本当に?」
「ほ、ほほほほんとう!!」
私は大慌てで頷いた。
だって!!!嘘発見器って、嘘ついたら雷でしょ!?だめだよ!?
「………ははっ!ななっし〜、誘導簡単〜。そんな、私嘘発見器とか持ってないし、ななっし〜の口から私は聞きたいんだもん」
べるさんはいたずら成功と言うようにニヤリと笑って、片目を閉じてウィンクをした。
「…まぁ強引だったかも、私も。だから、別にななっし〜が言いたくないなら言わなくていいからね。ただ、嫌なことは誰かに相談したほうが、心が楽になるんじゃないかって思うだけ」
べるさんは、穏やかに笑った。
……………私は、いろんな意味ですんごい親友を持ったんだなってしみじみ思う。
「ねぇ、ななっし〜。言うか言わないかの以前に私からのアドバイスをあげる。自分の中の小さい視点から見るより、色んな人の気持ちになりきってたくさんの視点から見る方が、何をすれば良いか見えてくるってことを」
コメント
2件
つづきが楽しみです!神ってました✨がんばってください!