初めに この物語には、以下のものが含まれています。
暴力、暴言、死亡、流血、グロ、嫌われ、胸糞展開etc…
オリ国
嫌われパロ、現代パロ
日帝さん主人公 旧国注意
微戦闘描写あり?
また、政治的意図や、実際の国家や、実在の人物、団体とは関係ありません。
また、この他の私の小説に、学パロの日帝さん嫌われがありますが、こちらの方が重い話になっているため、
重いのが嫌なのであれば、もう一つの方をおすすめします。
準備は良いですか?
では、大丈夫の人は、このままお進みください。
みんなの関係性
〈日帝〉大日本帝国陸軍。
旧国。第二次世界大戦、戦争時に、祐逸の子孫だった兄弟、空は特攻隊で、海は原爆で亡くしてしまった。その事から、アメリカを恨むようになった。日帝兄弟の長男。
好き 日本、にゃぽん、海、空、ナチス、イタ王、パラオ等
嫌い アメリカ、中国、韓国、ソ連等
日本、にゃぽん
日帝の家族。日本は会社で、にゃぽんは高校1年生として勤めている。2人とも家族が第一だと考えている。
好き 家族、イタリア、ドイツ…など。
嫌い 特に無し。
アメリカ
日本と同じ会社に勤めている。
日本とは仲が良いが、日帝とは、仲良くしたいとは思っているものの、相手から嫌われているので、距離を取っている。
イタリア王国
日本と同じ会社。通称イタ王。イタリアの親。ピザとパスタが大好きであり、日帝との仲も良い。アメリカとは良くも悪くも…と言った所。
ナチス・ドイツ
日本と同じ会社。通称、ナチ、先輩etc…。ドイツの親。見た目が怖く、よく怖がられがち。他の国との仲は……、良くも悪くも…というところ。
ソ連
日本と同じ会社。旧国。ロシアの親。とにかく背が高く、暴力的な所があるが、面倒ごとには巻き込まれたく無いため、観望者としての立ち回りが多い。
中国
日本と同じ会社。特徴のある語尾をよく付けていて、高圧的。日帝との仲は悪い。
韓国
日本と同じ会社。中国と同様であり、日帝と、仲が悪い。だが、アメリカと日帝程では無い。
パラオ
今回の物語にはあまり出ない。
子供っぽい所があるが、長生きであり、よく日帝と公園で会っては遊んでいる。
海
日帝兄弟の次男。よく日帝と喧嘩をしては、空に止められていた。大日本帝国海軍。
空
日帝兄弟の三男。明るい笑顔で、いつも海と陸の喧嘩を止めていた。意外と口論では強いタイプ。大日本帝国航空軍。
ーー
日帝 side
薄暗く、暗い部屋の中で、俺はただ、
『何故こんな事になってしまったんだろうか』
と、一人、考えていた。
独りの空間はあまりにも冷たくて
喉が凍てついて、このまま、全てを喰われそうな感覚だった。
そうだ、あの時だ。
俺はただ、この最悪の事態になった原因を思い出していた。
ーー
それは、アメリカが、何故か、旧国までを呼び出して、会議を開いた時だった。
アメリカ)えーッと、旧国とか、色々、集まってくれて、まずは thank you.
アメリカ)それで、集まってもらった理由ってのが………、come on.
正直言って、その時の俺は、外面こそしっかりしていたものの、
心の中では、あーあ、面倒くさいな…、なんて思っていた。
隣の日本は真面目そのものだったが、
中国は、窓の外を見ているくらい、興味がなかったと言える。
だが、そんなどよめいた空気も、
彼女の登場で、一瞬にして砕け散った。
手入れされたと思われる、長く、綺麗な白髪と、キラキラと輝いて見える、金色の瞳。
純粋さを待ち合わせた、純白のレースワンピースが、ふわりと優しく彼女を包んでいた。
アメリカの紹介の後、彼女は、自分の名をミラン、と名乗った。
アメリカが言うには、新しい国が〜…という話だったが、あんまり覚えていない。
そして、あの頃が、俺の最大の悪夢だった。
ーー
ミランはその後、自身の美貌と性格、話しやすさから、国々に好かれていった。
アメリカや日本と同じ会社に勤めているらしく、仕事でも大助かりだと、日本が喜んでいたのを覚えてる。
にゃぽんは、何故かびーえるが、なんとか、と言っていて、何故か悲しそうだったが。
意味は、知らなかったことにしておこう。
そして、ミランというものが現れてから、1ヶ月が過ぎようとした頃、
事件は起こった。
その日、おれはにゃぽんに服や……スイーツや……と、連れ回されていた。
その中、とあるメッセージが届いた。
ーー
個人メッセージ
アメリカ『日帝、話したい事がある。至急、(日本の会社の)会議室へ来い。』
『急に何の用だ、米帝。まずは要件 日帝 から教えろ。』
アメリカ『来いと言ったら来い。次はないぞ。』
ーー
メッセージの文面からでも、アメリカが怒っているのが分かる。
おれは、何かしたわけでも無いのにな、と思いながら、メッセージを閉じ、ため息をついた。
にゃぽん)……、?どうかした?
俺がため息をついたことに対し、怪訝そうに
日帝)…嗚呼、ちょっと呼び出されて……
と、事情を話した、このまま一人も嫌だし…と、にゃぽんも着いてくることになった。
その後、会議室へと行くと、外からでも分かるような、冷たい空気が中に淀んだいた。
数国の気配はあるのに、誰も喋らず、
冷たい空気を吸い、冷たい空気を吐いていた。
おれは、扉を数回ノックすると、扉を素早く開けた。
中には、真ん中にアメリカ、そのすぐ横に、ミラン。
そして、日本や中国、韓国、イタリア、イタ王、ドイツ、先輩、ソ連が居た。
イタリアとドイツは、威圧感に負けて肩身を狭くしていた。
そして、俺が一歩、また一歩と会議室のイスに近づいていくと、その分、何故かアメリカの殺気が強まり、
イタリアとドイツは、イタ王と先輩の判断によって退出した。
日本も、このメンツの中で、肩身を狭くしていたが、
何故か、怒りがあり、
これから話される内容に不安が募った。
にゃぽんも、大体どんな感じなのか察したみたいで、肩身を狭くし、俺の隣へと座った。
冷たい空間の中、アメリカが口を開いた。
アメリカ)おい、日帝。
いつもの呼び名で無いことから、相当怒っている事がわかる。
とはいっても、何故怒ってるのか知らないし、怒らせるようなことをした事もなかった自分からしたら、
にゃぽんとの大事な時間を奪われた恨みから、アメリカのその態度にイラッときてしまい、
日帝)馴れ馴れしく名を呼ぶな、早く何の用なのか言え。
と、強く当たるように話した。
ミランがその気圧で少し怯えてしまっていたので、
後悔もしたが、それよりも、アメリカへの怒りが多かった。
ピリピリとした空気の中、アメリカが、これ見よがしに長く息を吐いた。
こちらとしては、早く言って欲しい、呼び出したくせに、礼儀とか無いのか。
と、怒りを抑えるのに必死だった。
アメリカ)………大日本帝国、お前、ミランをいじめたそうじゃ無いか?
日帝)……は?
思わず、素が出てしまった。
いや、だが、急に身に覚えのないことを責められ、冷静に慣れるものなど、そうそういないだろう。
アメリカ)証拠はある、これを見ろ。
出されたものは、一つの動画。
真っ暗な画面で、ミランの悲痛な声と、痛々しい雑音、そして、
俺に似た、嘲笑って、いじめるのを楽しんでいる声があった。
正直、とても似てると思った。
少し関心しつつも、俺は言った。
日帝)それだけか?そんな証拠で俺がいじめを行っているとでも?
アメリカ)この他にも多数の録音がある。自主するなら今のうちだぞ、今なら締首刑で勘弁してやる。
それは今のうちでは無いのでは、なんて考えながらも、俺は反論する。
日帝)だいたい、俺がそんな事をするとお前は思ってるのか?お前じゃあるまいし、
アメリカ)ha?逆に、俺がそんなことするとでも?
質問を質問で返さないで欲しい、と、思いながらも、俺は手を握る力を強め、
静かに、怒りを込めて
日帝)……正義のヒーローごっこをして、何もしてくれないくせに、何を言ってんだか、笑止千万だな、w
アメリカ)おい、お前、良い加減にッ…
日帝)じゃあお前はこちら側の意見も聞かずにその本当かも分からない音声数個程度で俺を殺すか?ならやれば良いじゃないか。
俺とアメリカはどんどん怒りが上がっていき、
周りはただ、見るだけしか出来なかった。
アメリカ)…ッ、大体なぁ、お前も正義ぶってるけど、お前らも色んなところと戦争してるだろ?
アメリカ)ッ…はぁ……これだから昔の日本はッ……、
アメリカは血が上り過ぎて限界なのか、
アメリカ)やっぱ、あの時、殺しときゃよかったな。
なんて呟く。
その後、声に出すつもりでは無かったのか、やばい、という表情になったが、
俺がよほど傷ついてないと知ると、もう一度、
アメリカ)聞こえなかったか?俺はお前にあの時ッ、
アメリカが言おうとした瞬間。
バンッ!!!!!!
と、強く机を叩く音が会議室に響いた。
机を叩いたのは、日本だった。
いつも冷静で優しい日本は居なくなっていて、
冷たい目で、アメリカを睨んでいた。
アメリカ)Ja……Japan…
アメリカが、焦ったように声をかけると、
日本)……俺は、どんな事があろうと、父上を信じますし、父上のために頑張ってるんです。
静かな怒りで、声が震えている。
日本)……生かしてくれて良かった、って思ってたのに。そんなふうに言うんですね。
最後の方は、声が震えていても、分かるほどに、力強い声だった。
その後、日本は、気分が悪いと言い、会議室から出ていった。
冷たい空気だけが、会議室に響いた。
アメリカも、俺も、日本の怒りで冷静になり、椅子へと再び座った。
その後、しばらくは、誰も、何も、発さなかった。
何か、言葉を発せる空気でも無かった。
隣のにゃぽんには、刺激が強すぎたのか、青白い顔で固まっていたため、会議室から出てもらった。
残ったのは、俺と、アメリカ、ミラン、中国、韓国、ソ連、イタ王、先輩の計9名だった。
いつも笑顔なイタ王も、真顔で、
思わず、息が止まりそうなほど不気味だった。
アメリカ)…sorry.
気まずくなったアメリカは、俺にそう謝って来た。
謝罪なんていらない。なんて思いながらも、
日帝)………嗚呼、
と、答えてしまう自分を見ると、
嗚呼、やはり、大日本帝国陸軍も弱くなってしまったものだな、と感じた。
ミラン)……、そ、そのッ…、皆様、飲み物でもいかがですか…、?
しん、と静まりかえった空気の中、彼女はそう発言した。
アメリカ)あぁ、そうだな、thank you.
日帝)……、日本達が心配だから、俺は帰る。
おれは、冷たくなった場所から、逃げるように出ていった。
その後、何がどうなったかは知らない。
日本とにゃぽんは会社には居なく、
メッセージに、家に先に帰る、と簡素に書いてあった。
俺は、すぐに家に帰った。
ーー
家では、和室で、電気をつけずにだらーっとしている日本がいた。
俺が、ただいま、と声をかけると、
不安そうな顔で、日本がこちらを向き、
日本)父上…ッ、そ、その…先ほどは…ご、ごめッ…
と、眉を下げ、そう話して来た。
俺は、日本の頭を優しく撫で、
大丈夫だ。と、一言呟くように言った。
日本は、安心したかのように眠ってしまったので、自室の寝具の上で寝かしておいた、
日本を寝かしつけた後、日本が怒っていたことに対し、自室に逃げていたにゃぽんが居間に顔を出した。
にゃぽん)…その、大丈夫だった…?
にゃぽんは、恐る恐る、俺に問いてきた、
日帝)…さぁ、俺も先に帰らしてもらったから………どうなったのかは分からないな…
にゃぽんは不安そうに眉を顰め、
にゃぽん)…大丈夫だと…いいね、
と、眉を顰めながら、そう、ぽつりと一言、言った。
俺は、にゃぽんの返答に、嗚呼、と簡素な返事をして、2人同時に自室に入り、
俺はそのまま、眠りについた。
ーー
主)ん?他の小説の奴と同じ名前のモブがいるって????
偶然じゃ無いかな((
えーッと?いやぁ、ダークなのも作りたくなってしまってねぇ…
あ、表紙自作です、絵が書けないので文字だけ頑張りました…
まぁ、何はともあれ、今回は6,000字超えでした!!!今回は文字数少なくて良かった……でも、流石に少なすぎたかな、と後悔しております
投稿は、こっちの方が…早いと思います、
何はともあれ、ここまで見てくれて、ありがとうございました〜!
ーー
コメント
2件