TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

「おい~っす、つくんこ」

「むぐっ…急に何だよ」

朝っぱらから首に腕を巻いてくる 彼は渡辺涼。

短いツンツンとした黒髪が特徴的だ。


「そういやさ。お前、昨日萩谷と一緒にいた?」

「え?」



「ぁ、いた」

「だよな!俺調度見かけてさ~

声かけようか迷ったんだけど、萩谷がいたから逃げた!」

「この薄情者!!お前がいれば何か違ったかもしれないのに!!!」

てへっと笑う友人に半泣き状態でキレる。

「まぁまぁ、そんな怒んなさんな」

「渡辺…お前だけは許さない…

末代まで呪ってやる、、」


渡辺と2人で笑いあっているとチャイムがなってしまった。またなと席に戻ろうとする渡辺に返事をし自分も黒板に向き合う。


すると、数分もせずに萩谷が入ってきた。

これまでの萩谷と何ら変わりない。


(昨日のは何だったんだ…)


ぐるぐると考え出したら止まらない。

その日のSHRはずっと上の空だった。



完全下校を示すチャイムがなる。

もうそんな時間か、と日誌を書くのを辞め時計に目をやる。

すると、それまで静まり返っていた廊下から足音が聞こえた。


「よっす~、お前まだ帰んないの?」

予想通り渡辺だった。

「んー…終わらない、、」

「授業の合間合間 書かないからだよば~か」

と言いつつも教室の戸締りをしてくれている渡辺に感謝しかない。


「あとどんぐらい?」

「欠席のとこ」

「うわっめんどいとこじゃん 」

「んー、、、今日誰休んでたっけ…」

「ぇ、、っと」

矢島と、中田と、と指をおり数え始める渡辺。

そんな彼に心から感謝をする。

ふと、廊下を見ると渡辺のガールフレンドが立っていた。

「数えてくれてるとこ悪いけど、内田さん待ってるよ」

「えっマジ!悪い俺帰るわ。頑張れよ!」

「ん、ありがとう」


また明日ーと廊下から大きく手を振る渡辺に颯太も手を振り返す。

渡辺と内田の手はキツく握られている。


「…いいな」

ボソッと呟いたそれは静まり返った教室に消えていった。



日誌と教室の鍵を職員室に預け、早歩きで廊下を歩いていく。

日誌を書くのに時間をかけすぎて少し遅くなってしまった。


後ろからドアを開ける音がする。


ぎゅっ、ぎゅっと変な音がするから振り返って見るとダンボールのお化けがいた。

ひっ、と小さな悲鳴を出してしまいダンボールのお化けがピタッと止まる。

そのせいでグラグラと不安定だった上の方のダンボールが落ちてきそうになる。


「っわ危な」

間一髪のところでダンボールをキャッチした。

「筑紫くん…?」

「え、萩谷先生」


「…手伝います」

昨日のことを思い出し、気は乗らないが萩谷の首ら辺にあるダンボールを取る。

「ありがとうございます」

と相変わらず表情の読めない顔で口元だけを緩める。


「…いえ、俺も、、昨日はありがとうございました」

「いえ~、足は大丈夫ですか?」

「はい」

良かったですと多分笑っている萩谷の後ろをついて行く。


「…これ、どこに持ってくんですか?」

「化学準備室です」


「ぁー」

萩谷はこう見えて理科が担当教科である。

そのため年中白衣を来ている。


この作品はいかがでしたか?

43

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚