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「メテヲさん、茶子さん、お帰りなさい、どうでしたか?」
アジトに帰ると、mmmrのリーダー、めめさんこと墓杜芽々が紅茶を飲みながらそう言った。
「反応は悪くなかったよ、政府のことを信用しなくなってるっぽい。」
「まあodmnは政府に何度も無能力者達への対応の抗議してるっぽいし…鮭海左門って人も、政府を信用できなくなってるんだろうな。」
パソコンを打ちながら、iemonさんこと家元伊右衛門がそう言う。
iemonさんは、情報屋であり、mmmr唯一の無能力者。
能力者集団であり犯罪集団のmmmrに何故いるのかって?それは単純、俺達と”同じ”だから。
俺達は虐げられてきた…いわば政府への反乱軍。
俺達は政府を絶対許さない…!
「これで政府崩壊まで一歩近づいたかな…」
ひなにいこと柊鳴ルカがそう呟く。
「まだ確定じゃないけどね、あの人が本当に裏切るかどうかは…」
一応念押ししておく。
鮭海左門が仮に裏切らなかった場合、俺達の計画は進まない。
絶対失敗はできない…
『ただいま〜…』
弱々しい声が聞こえて振り向くと、ふらふら緑空ラテ、波空宇波、東雲椎名、雪乃みぞれの4人と、その後ろで元気そうにしてる音羽響がいた。
「……………な、何があったの?」
ひなにいの妹、柊鳴ヒナが心配そうに聞く。
「それが…今回はガンマスが車の運転を担当してたんだけど…」
「とんでもない運転で…う、吐きそう…」
「な、なぜ真っ直ぐの道であんな動きを…?」
「うう…酷い目に合いましたした…」
4人の話を聞くに、相当酷い運転だったらしい。
今回の件で、ガンマスにはめめさんから運転禁止令を出された。
「…あれ?八幡さんは?」
ぜんさんこと熊白善が、周りをきょろきょろ見渡しながら呟く。
「そういえば見かけてませんね…」
レイラーこと紫乃麗羅はそう言いながら持っているコーヒーの入ったマグカップに口をつける。
「まあ、八幡さんのことだしまたそこら辺ふらふらしてるんじゃない?」
あいつの考えてることはいまいちわからん…
「…まあ八幡さんのことは置いといて…今度はどうする?」
「政府相当手強いよ、結構邪魔される。」
ラテさんの言うとおりなんだよな…前に俺も凸もりとかいうやつに会ったけど、相当強かったし。
「…じゃあさ」
ひなにいがニヤリと笑う。
「鮭海左門ってやつをさ、作戦に含めない?」
「………確かに、利用できるかも」
「けどまだ裏切るか確定じゃないんだよね?」
「まあ…それは答えを聞いてから作戦を考えてもいいんじゃないかな。」
「…そうしますか、今日は解散にしましょう。」
めめさんの言葉で、ひとまず話し合いは終わった。
「…あ、メテヲさん、鮭海左門の件、よろしくお願いしますよ。」
「わかってるよ」
絶対成功させる…