文豪ストレイドッグス 🤕 様の夢小説
⚠自己満夢小説
⚠恋仲設定
⚠終始夢主side
⚠ちょっとセンシティブ
⚠重い愛
⚠脳死状態で書いてます
上記が平気な方だけお進み下さい𓂃❤️🩹
最初はほんの出来心だった。
何時も女性を見つければ手を撫で、甘い言葉を吐き、心中に誘う。
そんな貴方の愛の証がただ欲しかった。
貴方には私だけという、証を。
「君、如何いう心算だい?」
ハイライトが消えた焦げ茶の瞳で問われる。
怒られてるというのに胸はドキドキと高鳴っていた。
今、その瞳には私しか映っていないから。
「香水…君は普段つけないだろう。其れも男物の」
貴方の手が髪を掬い、撫でる。
「其れに之。全く誰に付けられたんだか」
手を滑らせ、首筋を沿う。
小さな赤い花が咲いた部分に、上書きするように吸い付かれた。
愛おしくて癖っ毛を撫でると両手首を大きな片手で拘束されてしまう。
「私を相手にいい度胸だね」
『太宰さんも似たようなものでしょ。昨日も喫茶店の女給さんを口説いていたじゃない』
「其れはそれ、之はこれ。君は私の所有物だ」
そう、私は身も心も貴方のもの。
じゃあ貴方は誰のもの…?
証明して欲しい。貴方が私のものだって。
「欲張り」
咎めるように鎖骨に歯を立てられるとゾクリと背筋が粟立った
「私が誰のものかなんて判っているくせに」
『判っていても確かめたくなるの』
時々如何しようもなく不安になる。
貴方が突然家に帰らなくなって、他の女性の所に行ってしまうんじゃないかって。
『まあそうなれば、お望み通り殺してあげるけど』
「ふふ、其れは嬉しい限りだね」
不安になるから、私は今日も別の男の匂いを纏う。
怒る貴方は愛の証明だから。
「いい加減にしろよ」
真っ黒な瞳が私を映す。
大きな手にキツく拘束された手首がミシリと音を立てた。
太宰さんの愛に飢える度に嫉妬させていたら、とうとうおいたが過ぎたらしい。
けれど其の手首の痛みですら愛おしかった。
『怒っているの?』
「其れ以外にあるかい?」
地鳴りのような低い声が鼓膜を震わす。
「私が嫉妬で苦しむ姿が癖なんて、君も非道なものだ。そろそろごっこ遊びはお終いにしよう」
『ごっこ遊び?私を捨てるの?』
私が不安げに問うと、貴方は嘲笑うかのようにくつりと喉を鳴らした。
「君が私の君への愛を確かめるために男と寝ていた事も、怒る私を見て満たされていたのも知っている。知った上でずっと目を瞑っていたが、私は気が短い方でね。私達別れようk…」
『駄目、其れ以上云わないで』
全てを悟った私は太宰さんの口を自分の口で塞いだ。
『貴方の愛に甘えてた。捨てられないって高を括ってた。愛の確かめ方が…判らなかったの』
貴方に捨てられたらと思うと涙が溢れる。
もう私はとっくに貴方なしじゃ生きていけないのに。
「〇〇」
名前を呼ばれ、ふいに顎を掬い取られる。
「もう浮気なんて莫迦な真似はしないって約束出来る?」
『出来る。貴方じゃないと…太宰さんじゃないと嫌なの』
見上げた私の前にいた貴方は、頬を紅潮させ、蕩けた目で私を見ていた。
(自分で浮気して自分で幻滅させて自分で自分を追い詰めた…。私はほんの数回の浮気程度で怒ったりなんてしていないのに。まあ全て私が仕向けたのだけど。別れるなんて以ての外だ。もし君が私から離れようとしたら、きっと私は君を殺すだろう。本当、莫迦で可愛い)
そう、太宰さんが考えているなんて露知らず。
私は今日、愛を紡ぐ。
そして着々と彼の狂愛を、紡ぐ。
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コメント
17件
本当に最高でした......!! 大人な雰囲気も含めてとても好きです!!! 夢主さんと太宰さんはお互い似ているけど、太宰さんが1枚うわてなのが物凄く好きです!!!!! お互いの愛の駆け引きが素敵過ぎました!! 題名も含めて本当に最高でしたっ!!
ええ〜天才ですか?!! 言葉遣いが凄く大人で素敵です、! 主人公の方が愛が重くてやばいかと思ったけど、実は太宰さんの方が愛が重くてやばいの良すぎます🫶🏻️︎💕主人公は太宰さんの手のひらの上って感じがしてやばいです、、、全体的に大人な感じなのが完全好み過ぎて、もう大好きです🥹💞
えまってください夢ですか 久しぶりのゆめしちゅだざ嬉しすぎます😭😭‼️‼️‼️‼️ ほんとにだいすきです てまり様の書く重い愛が1番大好きですダジャレとか天才ですか 夢主ちゃんも依存してるけどそれ以上に太宰さんが依存してるの愛してます ノベルで暗めな雰囲気作れるのはてまり様しか居ないです 最高すぎます‼️‼️‼️