ある日、少女は謎の声が聞こえるようになった。その声が聞こえる方に行った。だが、少女はお母さんに「知らない人には着いてかない。」と言われていたのを思い出したが好奇心旺盛で約束を破ってしまった。
その声がする方に走って行ってみると、手招きをしてきたので、行ってみた。そこには「穴」があった。好奇心旺盛な少女は入ってみた。そこは薄暗く物静かだった。そのこともあり少女の心をくすぐった。もっと下があったので入ってみると明るかった。そこには「怪物」がいた。少女は泣き出しそうになったが声を出したら気づかれると思い必死に涙をこらえた。だが溢れ出てきた。涙で視界がぼやけたが走った。そこには登れそうにない壁があった。だが登った。死に物狂いで登った。服がボロボロで、皮もボロボロしかも下から「怪物」が見てきた。追いかけてきた。だが登った。他の人は素通り。叫んでみた。気づかれなかった。怪物が迫ってきた。必死に登った結果「穴」から出れた。下を見てみると「穴」は無くなっていた。
急いで帰ると1週間経っていた。お母さんは心配して抱きついてきた。だが少女は黙っていた。
約束を守る破ったのがバレたら怒られるからだ。
知らないおじさんがいた。見覚えがあったが気にしなかった。お母さんが言った。新しい「お父さん」だと言う。少女は気づいた。圧がかかり、怖かった。あの時と一緒だった。変な目で見てきたあの「怪物」と一緒だった。新しい「お父さん」は「怪物」なのだと。
お母さんに言った。だが信じてくれなかった。だから自ら通報した。差別殺人犯だった。お母さんは泣いた。「怪物」は言った。お前を必ず殺すと。だが殺されたのは母だった。母に似てしまった私は後悔した。最初は嬉しかったが今はとても嫌だった。
少女は「怪物」を殺すため「穴」を造り入った。
大人だけを殺した。少女はふと思った。私がやっていることはあの「怪物」と一緒なのだと。
私は警察署に行き自首した。