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次の日
俺は一方的に約束した店で小柳を待っていた
空になったグラスをテーブルに置くと新しい酒を注文する
注文した酒と一緒に新しい灰皿がテーブルに置かれた
既に一箱吸う勢いで吸い殻が溜まっていたからだ
まだ小柳は来ない
来ないかもしれない
小柳は悪くない
行かないと意思表示していたのに勝手に待っているのは俺だから
でも一方で期待していた
小柳なら来てくれるかもと‥‥
テーブルに置かれたスマホを見る
時間はもうすぐ0時になるところだ
この店ももうすぐ閉まるだろう
その時スマホにメッセージが届く
“ローレン今何してる?”
“暇ならいつもの場所に来いよ”
“どうせ暇だろ?”
次々に送られるメッセージ
あぁ、どうせ暇だよ
きっと小柳はもう来ない
俺は会計を済ませると近くにあるその場所へと向かった
そこは俺たちが昔からよく使っている馴染みの店がある
少しだけ顔を出したら帰るつもりだ
どうせこのまま飲み続けても悪酔いするだけだし‥‥‥
階段を下り、地下に降りると扉を開けた
「どうも」
「皆様ならそちらのお部屋です」
「ありがとね」
「いつものでよろしいですか?」
「うん、お願い」
「かしこまりました」
顔馴染みの店員に挨拶をするとそのまま俺は言われた部屋へ向かった
「お待たせ〜」
「早かったな」
「すぐそこの店に居たから」
「誰かと飲んでた?」
「俺は‥‥‥‥っ⁈」
部屋に入ると入り口の向かいに座っていたイブラヒムとふわっちが俺を出迎えた
そして入り口側にいつもいる葛葉に視線を移した時‥‥
そこに居たのは‥‥
「どうしたんだよローレン。初めて会う訳じゃないだろ?」
「‥‥‥‥‥‥」
葛葉の隣に座っていたのは小柳だった
小柳も俺を見て驚いている
何でこんなところに小柳が‥‥⁈
「どうしたんだよローレン。言葉を失うような事でもないだろ?」
「え‥‥でも‥‥小柳?」
「いつもの事じゃん。葛葉がおもちゃを連れてくることなんて。でもまさか同じ事務所の奴に手を出すなんて‥‥やめときゃ良いのに」
「俺の勝手だろ?それにこの事務所に入れたのは俺のおかげだし。な、そうだろ?」
「‥‥‥‥はい」
酒を呷る葛葉の隣で都合が悪そうに俯く小柳
それを哀れな表情で見るイブラヒムとふわっち
俺たちは知っていた
たまに気まぐれで遊ぶ相手をここに連れてくる葛葉の事を‥‥
それは俺たちではどうにも止められなかった
だから火遊び程度で遊んでいるなら俺達は口を出さなくなっていた
でも‥‥
葛葉の空になったグラスに小柳が酒を注ぐ
その注がれたグラスを葛葉が掴むと小柳の口元にそれを運んだ
「葛葉さん‥‥俺‥‥」
「酒強いじゃん?もっと飲んでよ」
「あっ‥‥でも‥‥」
小柳が困っていると葛葉が口にグラスを付けると強制的にグラスを傾け始めた
小柳は慌てて酒を飲み始める
俺はそのグラスを取り上げるとその酒を全部飲み干した
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LIL
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コメント
1件
うわ……まさか小柳、葛葉の隣にいたんだ……。待ってた店には来なかったのに、あの場所で無理やり酒注がされてて、すごく苦しかった。ローレンが最後にグラス奪って飲み干したの、胸がぎゅっとなったよ。守りたかったんだろうな……次どうなるか気になる……🤍