テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
hana
160
#腐M!LK
わた ビトスタオタク‼️
139
#そのさの
うさぎ💗
226
さざなみ
7,093
「あーっ!暇だー!」
俺はソファに寝転がりながら毛伸びをして誰もいない1人の空間に今の気持ちを大声で叫ぶ
今日はオフの日。 恋人の勇人は仕事で、
久しぶりのオフだからありったけ寝てやろうと思っていたのに、 こんな日に限って朝は快適な目覚めで嫌になってしまう。
「なーんかする事ねぇかな?」
暇だから簡単な片付けでもするかな〜なんて
考えながら頭を掻く
・
「うっし!やるか〜」
なんて、スイッチを入れるようにそんな事を
言ってソファから起きあがろうとする。
・
しかし、動こうと思ったらどうも動く気に
なれず、ソファに逆戻り
・
こういう時の自分の性格が嫌になる
・
でも、休みの日に何もしないのは損なので
渋々体を起こして2階に上がり、俺と勇人の
寝室に入る
・
クローゼットを開け、服を整理していく
・
これはまだ着るな〜とか、これはもう着な いな〜 なんて思いながら服を整理する
・
すると、俺の服の中から借りた勇人の服が
奥の方から出てきた
・
あ〜そんな事もあったなぁ なんて思い出し
ながら、勇人の事を考えるとなんだか少し
寂しくなってしまう
・
「はやく帰ってこねぇかな」
と少し願うように言いながら、勇人の服に
顔を押し付け、匂いを嗅ぐ
・
その瞬間、勇人の匂いがしてなんだか嬉し
くなる
・
そして、微かに服から俺の匂いがして
また嬉しくなって、頬が緩む
・
服をそのまま返す気なんてなく、当たり前の
ように勇人の服を奥の方に戻して、上から
俺の服を重ねていく
・
引き出しを閉めて、「暇になっちまった」
と言って床に寝転がる
・
天井を見ながらぼーっとしていると、いい
天気で少し眠くなってしまう
・
だんだんと目の前がぼやけてきて、瞼が
落ちる直前に
・
ボン!!!
・
というでっかい音がリビングの方から響い
てくる
・
「うぇっ!!!なになになに?!」
・
何か爆発でもしたのかと焦りながらリビング
に向かって階段を降りていく
・
リビングに着いた直前、
(もしかして泥棒?!)と思って脚が止まる
・
泥棒じゃないよな?と願いながら恐る恐る
壁に隠れながらリビングを覗く
・
そこには後ろ姿があいつに似てる男が立って
いた
・
俺はその姿を見て、思わず「勇人?」と
呼んでしまった
・
しまったと思った瞬間、男が俺の方に振り
向いた
・
その顔を見たら、また「勇人だ…」と
言ってしまう
・
そう、こいつはめちゃくちゃ勇人に似てる…
いやもう本人だ。 でもどこか違うような…
・
「えっ仁人?!なんで?さっきまで衣装だったじゃん!、でもどこか違うような…」
と1人でブツブツ言っている勇人似の男
・
どうやら相手もこの状況をよく分かってい ないみたいだ
・
「えっ、てか仁人?なの?!それにみん
なは?あと なんなのさここ!!」
すごい勢いで質問攻めしてくる勇人似男に
・
「ちょっ、一旦落ち着け!!俺もよく分かん
ねぇから!!でも一つだけ言える。俺 は
吉田仁人だよ!だから一旦静かにしろ!」
・
相手につられて俺も思わず勢いで相手を
説得し、自分の分かる事だけを伝える
・
「そっか…。お前、仁人なのね?
でもやっぱりなんか雰囲気が違うような…」
・
「それは俺も思ってる。とりあえず一回
座ろうぜ。今どんな状況か理解しねぇと」
・
そう言いながらリビングに入る俺に着いてくる
あいつ。なんだか少し可愛いな なんて事を
思いながら「座ってて」と言って相手に
コーヒーを出す
・
俺も相手の正面に座って、状況を理解する
準備をする
・
「で、お前は誰だ?なんでここにいる?」
と俺が今一番知りたい事を聞くと
・
「俺は佐野勇人。ここにいる理由は分からん。
衣装チェックしてたら急にここに居た」
・
、、、まじか。何となく勇人だろうなと
思ってたけど、ほんとに勇人なの?
でも仕事にいってるはずだし、なんかちょっと
違うし…と色々考えていると
・
「で?あんたこそ誰なの?仁人なの?
それでここはどこなんだよ?」
と聞いてくる勇人だという男(まだ信じてない)
・
「そうだよ。俺は吉田仁人。ここは俺とお前
の家だよ。お前は今仕事に行ってるけどな」
と伝えると「ええぇ!!!」と叫びながら
後退りしていく
・
「お、俺たち一緒に暮らしてんの?」
とそこに驚いたかと心の中でツッコミながら
「まぁな」と言う
・
すると、マジか…と驚きながらも少し嬉しそ うな勇人男
・
喜んでんのか…?と思いながら見ていると
もしかして、、、とある考えが浮かび
・
「なぁ、お前の時代って何年?」
と聞くと
・
「え?2021だけど?…ここ違うの?」
と勘づく勇人男
・
そうか…確信した、こいつ昔の勇人か
まあ確かに納得だな。こんなにそっくり…と
いうか本人だし
「ここは2026年だよ。」
と伝えると
・
「えっ!ここ未来?!マジ?!」
・
とまた叫ぶ勇人(確信したから「勇人」呼び)
まあそれは置いといて、だからさっき一緒に
暮らしてるって言って喜んでたのか…
俺ら2021年から付き合ってるし。
・
それを思って勇人を見ると、めっちゃ興奮
してて俺より年下の勇人なんてないから
可愛いななんて思いながら笑うと
・
「えっなに?てかこの仁人は俺より年上な
のか!」
なんか新鮮だなぁと言いながら近づいてくる
勇人
・
いつもより可愛さがあるからあんまり照れ
ないと思ってたけど、思ったよりかっこよくて
思わず目を逸らす
・
「えっなになに?照れてんの?
やっぱりいつの時代も可愛いねぇ仁人は」
とニヤニヤしながら言ってくる勇人
・
やっぱりこういうところは変わってねぇと
思いながら
「うるせぇっ\\\お前なっ、そうやって
他のやつにもやってんのかよっ\\\」
・
と照れながら話を変えるように言うと、
急に真剣な顔になった勇人
・
「そんなわけないでしょ。俺は後にも先にも
仁人だけだよ」
と言ってくる勇人に年下でもこんなにかっこいいのかよと思わずキュンとくる
・
それにまた照れていると、「ふふふ」と
ニヤニヤしながら俺の頭を撫でて、
「分かった?」と聞いてくる勇人
・
コクンと小さく頷くと嬉しそうに笑って
「なら良かった」と言う
・
なんかこういうところはやっぱ変わんねぇなぁ
と微笑ましくなる
・
そして不意に、(あっ、勇人に連絡しよう)
とスマホを出し、LINEを開いて連絡しようと
すると
「なになに?誰かに連絡?」
とワクワクしながら聞いてくる勇人に
・
「この時代の勇人に連絡すんだよ。
昔のお前がきたぞってな」
4
と言うと、「へーっ」と言いながら覗き込んで
くる勇人
・
当たってくる髪の毛がくすぐったくて、
「くすぐったいんだけど」
と言うと勇人はニヤニヤしながら
・
「えー?ほんとに〜?どう、これでも?」
とまた同じようにしてくる勇人に笑いながら
やめてってば笑と言いながらいつもの俺ら
みたいにじゃれあっていて、
勇人に連絡するのをすっかり忘れていた
・
「あっ、やばい😅連絡しないと」
と言ってスマホを持った瞬間
・
ガチャッ
・
と玄関のドアが開く音がした
「ただいま〜。仁人ぉ〜、今日早めに
帰ってき、、、」
・
と話しながらリビングに入ってくる勇人が
俺と昔勇人が抱き合ってるのを見て、
仕事カバンをドサっと落とす勇人
・
「えっと…勇人っ。これは、、その、違くて」
話そうとしても困惑して上手く言葉にできない
昔勇人は俺と今勇人の顔を交互に見ながら
・
不思議そうな顔をしている
頼むっ、今はすぐに離れて欲しい!
この辺な状況をすぐに撤回しないと…っ!
そんな事を考えていると、勇人が
・
「仁人」
・
と低い声で言ってきて、勇人の顔
を見ると目が怒りと無が混ざっ目をしていて
思わず背筋が震える
・
「なっ、なに、、っ」と
怯えながら言うと
・
「そいつ、誰?」
・
と俺を睨むように見ながら言うその声は
感情をなくしていて、怖すぎて何も 喋れな
かった
コメント
1件
おお、これ面白いですね…!タイムスリップした昔の勇人と、今の勇人が鉢合わせするって展開、胸熱すぎます。仁人が年下の勇人にちょっと照れちゃうところとか、未来の自分がいるのに「仁人だけだよ」って真顔で言う昔勇人とか、ギャップがもう…。最後の低い声の「そいつ、誰?」で一気に空気変わるところ、続きが気になりすぎます。設定の緻密さよりキャラの魅せ方で引き込むタイプの話、好みです。