テラーノベル
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“はい、それは必ず。ただ、いつでも“一ノ瀬武夫さんからの寄付の事実はない”ということは財団として発表できますよ?”
「もしかしたら、それはお願いするかもしれません」
“ええ、いつでも菊さんのタイミングでお声掛けください。ちょうどメールを送ろうと思っていたところです。菊さんからの寄付金の使途予定計画書を作成しました。ぜひ有効に使われる過程をこのあとも見守っていただければと存じます”
――嬉しい……実際にお金を必要とする人たちに使ってもらえる
「早川さん。私、叔父や叔母と一度対決すべきだと思う。それしか終わらせることができないんだよ」
「慌てるな。そこまでの計画が必要だろ?」
「うん。財団と叔父の接触はなし」
「いとこが嗅ぎつけたか?」
「うーん……ここから早川さんの車で出た日で、最初は別の場所に行ったから尾行とかないはず。銀行でも個室で対応だったし」
不思議だよね……と顔を見合わせた私は
「あっ……」
と遠くを見つめた。
――たしか……そういえば……
「言え」
「……安西が知っていたかも」
「何を、どうして?」
「ビジネスセンターで寄付先の書かれた用紙を安西が見た」
「それだな」
「えっ…ってことは、叔父の単独行為、単独犯だよ、この件に関しては…!」
――叔母と敬は寄付について何も言っていなかったから知らないのだ
「仮定ではあるが……面白い構図が出来上がったな、菊」
「言え…!」
「ふっ……菊の自宅へ通っていた親子は安西と会って菊の居場所情報を買った。叔父へは安西が調べて接触したのかわからないが、寄付情報を買った。お互いに情報を共有していないのは確か」
「なるほど…叔父と叔母は目的が同じようで、協力体制は崩れている」
「自分だけ、ってやつだな」
コメント
4件

希輔さん、引き続きよろしくお願いします(๑و•̀ω•́)و✨
希輔サン!うん!面白い構図だよ!!! うぉ〜!菊ちゃん!どちらから攻め堕としてやる? 安西は泳がすだけ泳がせて、その時がきたら真っ逆さまに堕としてやろうよ!!! これは目が離せない展開だっ🔥 戸倉永人さん、永美ちゃん兄妹にも連絡して動いていただこう〜!!!

また安西か💦