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「ねぇシャオロン、いままでありがとな」
ロボロはそう言って、少し照れくさそうに笑った。
「じゃあな」
次の瞬間、鈍い音と、鼻を刺す血の匂い。
伸ばせなかった手。
ーー俺は、まただ。
足が震えて、何もできなくて、ただ立ち尽くすしかなかった。
やがて駆け付けた大先生とコネシマ。
コネシマは救助を呼びに走り、大先生は震える俺の背中をさすった。
「大丈夫や、ロボロは助かる」
その言葉に、俺の膝は崩れ落ちた。
寒い屋上で、俺が落ち着くまで大先生はずっとそばにいてくれた。
数時間後
ロボロは命を取り留めた。
だが、いつ目覚めるかはわからない
それからの俺は、壊れていった。
眠れない
食べれない
任務中も休憩中も頭の中はあの日の光景。
トントンに「最近やつれてきたな」と言われた。
抜け始めた髪を隠すように、短く切ってニット帽をかぶった。
全部俺のせいだと思った。
数週間後、ロボロが目覚めた。
うれしかった
でも怖かった
数日後、やっと病室に入った。
窓から差し込む光
薬品の匂い
やつれたロボロ
優しく声をかけるつもりだった
なのに
「なんであの時言わなかったんや!」
「俺らはマブダチやろ!」
怒鳴っていた
その瞬間ロボロの傷口が開いた
ぺい神に引き剝がされても、止まらなかった。
ダクトから聞いていたゾムに気絶させられ、俺はロボロとの接触を禁止された。
それでも会いたかった
謝りたかった
真夜中、窓から病室へ忍び込む
布団の中で震えるロボロ
「,,,,,,,,シャオロン?」
「,,,,そうや」
一歩、近づこうとした瞬間
「近づくな!!」
その目は、恐怖と憎しみで揺れていた
「お前が怖いんや,,,,」
俺はその場で倒れた
世界が崩れた
その後、俺は地下に拘束された
何もない部屋
何もできない時間
喉が詰まる
息が苦しい
食事も通らない
俺が悪い
全部俺の責任
そう思ってた
エミさんだけは、毎日きてくれた。
「仲間なんですから」
固形物は食べれないから液体の栄養を飲ませてくれた。
それでも俺の中の罪悪感は消えなかった。
ある夜、カッターを手に取った。
もう終わらせよう
首に刃を当てる
熱
赤い血
ーーやっと解放される
その時。
「シャオロン!!」
ロボロだった
喉は切れて声は出ない
でも心の中で叫んだ
ロボロ。
ロボロは必死に止血していた
「ごめんな,,,,ごめんっ,,,,」
俺は思った。
お前も、何もできなかったって思ってたんやな。
涙が止まらなかった
本当は、死にたくなかった
俺は一命をとりとめた
重度の鬱だったらしい
喉を切ったから声はほとんどでなくなった
集中治療室のガラス越しコネシマと大先生が「頑張れ」と書いた紙を掲げる
エミさんとトントンが作ったケーキ
ロボロがくれた黄色いリボンがついているテディベア
退院してもずっと持っていた
仲間は、いつもどうり接してくれた
それが救いだった
ある日、ロボロに呼び出された
「,,,,あの時は、ごめん」
俺は書くものを持っていなかった
だから、声を出した
「だ,,,いじょ,,,,ぶ、だよ」
枯れた、掠れた声
ロボロはその場に崩れ落ちて、泣いた。
その涙は、あの日とは違うものだった
声が枯れても、
言葉がなくても、
俺たちはマブダチやから。
もしかしたらロボロ視点も書くつもりです
主