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😭😭😭 ジミンちゃん大丈夫かな?? 無理しないでね! 家に送ってくれたのは きっとグクだよ!! 主さぁぁぁん! 最高過ぎますぅぅぅぅぅ💗 大好きです(おだまり)
弱ってる🐣に包容力のある🐰 最高だよー。続き、気になる…。 1108匂わせ見たー。あと、🐣写真集の表紙で着てるTシャツがLGBTQのものと知って震えた🏳️🌈
グクの大人な感じ最高です☺どんなことも受け入れてくれる感じ素敵すぎる〜〜〜〜🥰🥰🥰温かすぎる〜〜〜〜💕💕 キュンキュンが止まりません🥰 今日も癒やされました!! ありがとうございます☺
jmside
いつの間にか大雪になっていて、
横になって動かない僕の上にも、しとしとと雪が積もりだした。
それを感じながらも、
僕はただ目を瞑ったままで、
グクと付き合った時みたいな雪だな、とか
うつらうつらしながら、
記憶の中の彼の面影を追いかけ続けていた。
すると急に、
僕の額にしっとりとした温かい手が置かれて、身体がぴくんと反応した。
半分夢の中だった僕は、気のせいだと思い、
でもその温もりがあまりにも優しくて、
危ないことはなさそうだしまあいいかと、
目を閉じたまましばらくその心地良さに身を預ける。
?「ジミニヒョン、、
こんなところじゃ風邪ひくよ、、
だいじょうぶ?、、起きて、、、」
意識が段々とはっきりしてきても、
中々消えないその手の温もりと、
耳にすっと入り込んで心を落ち着かせてくれる、どこか懐かしい柔らかな声に
僕はぼんやりと目を開いた
?「あ、起きた、、、?」
次第にぼやけていた焦点が合って、意識がはっきりしてくると、
🐣「っ、、、!!!」
目の前に、ベンチの横にしゃがんで、
心配そうに僕と目線を合わせているグクがいた。
僕は驚きすぎて声も出せないまま、
慌てて起き上がろうとした瞬間、
🐣「ぅっ、、、」
先程の吐き気と頭痛が戻ってきて、ぐるんと視界が歪んだ。
うまく起き上がれなくて、ベンチに頭を思いっきり打ち付けそうになる。
痛みが来ると思って思わず目を瞑ったが、
🐰「あっぶなっ、、」
頭に感じたのは、温かい手の温もりだった
それから少しだけ体を起こしてもらい、
しゃがんだままの彼の腕に、何故かそっと抱き寄せられた。
びっくりして動けなくて、大人しくなっていたら、頭に積もっていた雪を優しく払ってくれる。
その手の温もりがどうしようもなく心地よくて、息が漏れてしまった。
🐣「ん、、ぅ、、、」
🐰「身体、大丈夫ですか?しんどい?」
恐る恐る目を開け、
自分の腕をグクの首根にそっと回す。
🐣「大丈夫、、、ちょっと飲みすぎて気持ち悪くなっちゃって、ごめん、、」
🐰「そっか、、、僕もここにいますから、、、もう少しだけ休みましょうか、、ね?」
🐣「あ、ありがと、、、」
🐰「いえ、、僕が勝手に居たいだけですから、、」
そう言って僕をベンチに座らせたグクは、
少し距離をとって、遠慮がちに隣へ座ってきた
僕はあまりのことにどうしていいか分からない。
もう少し抱いてて欲しかったなんて思ってしまった自分に動揺したのだ。
おどおどしてしまい、逃げ出したくなっていると、グクが先に話し始めた。
🐰「こんな突然会いたくなかったですよね、、
さっきは混乱させてしまってごめんなさい、、
あ、テヒョニヒョンはうるさいんで先帰しましたから、、安心してくださいね。」
🐣「べつに、、
会いたくなかったわけじゃ、、、、」
別れた関係だし、5年ぶりだからか、グクは僕に対してかしこまった敬語。
僕が歳上なのだからそれは当たり前のことなのに、遠くなってしまった距離を感じて悲しくなる自分がいた。
🐰「さっき出ていった時、ふらふらしてたので、、。
ヒョンのことだからどこかで倒れてるんじゃないかって心配になっちゃって、、
ほら、ヒョンは昔、なにかあるとよく公園に逃げてたから。
ちょっとだけ近く探してたら、やっぱりこんなとこに居て声掛けちゃいました、、ごめんなさい、、」
グクに言われて、そうだったと思い出す。
最近は仕事以外で人と話すことが減って、
気持ちが乱れることなど、今日までほとんどなかったから忘れていたが、
グクや友達と喧嘩したり、なにか悲しいことがあったりすると、
僕はいつも外に出て公園でいじけていた。
外の方が気持ちが整いやすいし、部屋に篭もると余計に気分が暗くなるから。
そしてもちろん、
そうなった時に迎えに来てくれるのは、あのころはいつでもグクの役目だった。
見ていたのかと疑うくらい、いつもちょうどいい頃合で僕の元に来て、
ぎゅって腕に包み込んで、よしよしって慰めてくれて、
泣き疲れて眠くなってる僕をおんぶし、家に連れ戻してくれる。
そんな昔のことを彼がまだ覚えていてくれたことに、嬉しくなると同時に、
それを申し訳なさそうに言うグクに、気を使わせてしまっているんだと、居心地が悪くなる
🐣「いや、、、来てくれてありがとう、、
このままだったら多分僕、ここで寝て風邪引いてた、、、」
そう言うと、グクは安心したように、にこっと微笑んで
🐰「そう言ってもらえてよかった、、
怒った時のヒョンは、
まだ昔と変わらないんですね」
そう優しく答えてくれた。
久しぶりに見た、元恋人の笑顔は、
最後に見た時よりもずっと大人びて、ふんわりと柔らかいものになっていて、無意識に心がとくんと跳ねる
🐰「それにしても、
あんなふらふらになるまでお酒飲んで、、何かあったんですか?」
少し真面目な顔に戻ったグクが、くりくりの目で顔を覗き込んで聞いてきた。
気づいてくれたことに、
やっぱりこの子はあのグクなんだと、変な納得をして、懐かしさに涙が滲んでしまった。
🐰「何かあったって、僕らのことか、、?
いや、でもその前にもう結構飲んでましたよね、、
ぉわっじみにひょん?!」
なんだかもう全部どうでもよくなって、
ただグクが隣にいてくれる事に安堵を覚えていた僕は、
こてんと倒れて彼の膝に頭を預け、そこから
ぼうっと雪が舞い落ちるのを見つめた。
案の定、グクは動転した声を上げる。
🐣「なんか疲れたの、、、どうしようもなくて酒飲んで誤魔化してたんだ、、、
実はね、、さっき、帰り道で事故起こしてさ、、大事な車傷つけちゃって、、
仕事もこんな年末なのにトラブルばっかでさぁ、、社長なのにしっかり判断出来ないから沢山迷惑かけて、、
挙句の果てに、久しぶりに会ったテヒョナにも
あんな風にきつく当たっちゃったし、、
いつもはこんなんじゃないのにな、
僕どうしたのかな、、、」
ぽつぽつと話すと、最初こそ慌てていたグクだったが、
すぐに黙って僕の話に耳を傾けてくれた
🐣「上手くいかない時ってとことん上手くいかないんだね、、
もうすぐクリスマスだってのに一緒に居てくれる人もいなくてさ、、
あんな大きな会社立ち上げといて、独り身社長って、、ほんと酷い話だよ、、ㅎ、」
そう自嘲気味に言いながら、
重なったストレスとプレッシャーに、
思っていたよりも心はこたえていたのか、ぽろぽろと涙がこぼれた
🐣「ぐすっ、、あ、、ごめ、、、泣いちゃった、、、、こんな、、」
慌てて起き上がろうとすると、グクに引っ張られてぐっと膝の上に戻された。
🐣「わ、、ぁ、、、」
そのまま優しく労わるように頭を撫でてくれて、ずっと強ばっていた力がすっと抜けてしまう
🐰「ひょん、、、じみにひょん、、、?
今すごく酔ってるんでしょう?
後で全部忘れればいいから。僕も忘れるから。
今だけ、僕に全部預けて。」
優しい手とその言葉に、せきがきれたように涙が溢れて、止まらなくなってしまった
🐰「そうそう、、泣いていいよ、
いい子だね、、、。
事故起こしただなんて、、無事でよかった、、、1人で大変だったね、頑張ったんだね、、」
🐰「あんな風に人前で怒るのは、ヒョンらしくないって思って心配したんだよ、、
いい?おかしいだとか見限ったとか、少しも思ってないから、、思い詰めないでね、、
ただ僕は本当に、ジミニヒョンの心のことが心配になっただけなんだから。」
欲しかった言葉を全部くれるグクに、
でもそれでももう僕の恋人では無いんだという事実に、
胸が締め付けられてぐっと痛くなってしまい、
体の向きを変え、グクのお腹に顔を隠すようにぎゅっと押し付けた
懐かしい、でも少し大人になった、優しい香りが鼻をくすぐる
🐣「ぐが、、、ぐがぁ、、、会いたかった、、ずっと会いたかったよ、、泣、
変わらないね、、ぐがはあったかいね、、、泣」
ぐずぐずと話しながら、
子供のように泣く僕を、
グクは、ただ僕の頭を撫でて、じっと受け止めていてくれた
🐰「うん、、僕も会いたかった。
この5年間1回も忘れられなかったよ。
会えて嬉しかった、、」
それからどう帰ったのかは分からない。
自分で歩いて帰ったような気もするし、
タクシーを呼んだような気もする
なんならグクに背負われて帰ったような気もする。
とにかくその夜はもうふらふらで、
ようやくまともに意識が戻ったのは、
次の日の朝。
自分の家のベッドで、コートだけ脱いだスーツ姿のまま、だらしなく寝てしまっていた。