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ISTPside
クラスが変わって1週間大体グループが出来ていた。やっぱりESTPはクラスの中心にいた。ESTPの他に話したやつは殆どおらず去年とさほどかわりはなかった。
四限終わりのチャイムがなり俺は弁当を持ってとある場所に向かう。
ガラガラガラ…
「…」
少し前に見つけた人が来ない空き教室だ。本館からも離れており人の声もそこまで聞こえないから昼寝に最適だしお気に入りだった。最近俺はずっとここで弁当を食べて30分くらい寝て授業開始ギリギリに戻る充実した昼休みを過ごしている。今日も弁当を食べて寝ようと思ったら扉が開いた。
ESTP「あ、こんなところにいた、…見つけるの苦労したわw」
そこにはESTPがいた。
「何か用?」
ESTP「他の奴とは一通り仲良くなったけどISTPとは初日以来喋れてなかったし」
ここ数日ずっと探してたんだぜなんて笑いかけるESTPに驚いた。
「別に俺と仲良くしても得なんてないだろ…てか他に一緒にいておもろい友達いるだろ?そいつのとこ行けばいいじゃん」
ESTP「お前と一緒にいたらダメなの?」
「別にダメじゃないけど…」
ESTP「じゃあいいじゃん!」
「俺寝るし…」
ESTP「んじゃ俺寝てるISTP眺めるわ」
「…変なやつ。」
俺は一言だけそう言って寝た。
ESTPside
本当にこいつ寝た。不思議だなーひとりでつまんなくないのかなって考えてた。こいつと2人きりで静かな空間もいいな。なんて思った。
「こいつ綺麗な顔してんな…」
俺はそう呟いて手を伸ばしていた。髪はサラサラしてた。
「俺何してんだろ…w」
恥ずかしくなり手を離した。
俺は人といるのが好き、楽しいこと面白いことが好きだ。1人だったり、静かなとこ、退屈なところはあんま好きじゃない。時間の流れが遅く感じるから。でもISTPとの時間はそこまで嫌じゃなかった。
ISTP「今何時?」
「1時15分」
ISTP「起きるか……。」
ISTPは体を起こした。これはISTPのことを知るチャンス?!俺はそう思い沢山のことを問いかけた。
「ISTPさ、なんか好きなことあるの?」
ISTP「別に」
「えー、ほんとにないの?」
ISTP「うん。興味がわかない」
「それって楽しい?」
ISTP「別に」
ISTPには物事に対して興味が無いらしい。ゲームも暇つぶしでやってるんだとか、好きな曲も飽きたらもう聞かないらしい。友達も作っても疲れるだけだからと言って1人を好む。でもその気持ちわかるきがする、俺も興味があるかって言われたらそうじゃないし、友達と遊んだり馬鹿やるのは面白いけどそれも暇つぶしだから。
「ISTPさ今日放課後暇?」
ISTP「暇だけど何?」
「ゲーセンとかカラオケとか行かね?」
ISTP「いいよ。」
意外な返事に驚いたがどうやら大人数が苦手ってだけで誘ったら来るらしい。俺は放課後が楽しみになった。
コメント
3件
うっひょー!!あれってどこにあるん言ってたやつ