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そんな時だった。

学校が終わって、体調不良を口実に部活を早退した

実質サボリだから罪悪感を覚えながらも早退した

やはりまだ以前のようにはいかないようだ

雨が降りそうな曇り空

雨が降ってくれたら私が泣いていても誰も気づかないのに

私は未だ時折泣きたくなる

「このままじゃだめだな」

そんなことを考えながら帰路についた


そんな時だった

『 』

とっさに振り向いた

当然のことながらやはり姿はない

私の幻聴か

彼の笑い声が聞こえた気がした

とうとう私もだめかもしれない

落ち込みすぎて幻聴まで聞こえてくるなんて

気のせいかと思い再び薄暗い道を帰って行った


そんな時だった

私は一通の手紙を拾った。


肌寒い朝に笑いながら手紙を破り捨てた

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