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第7話 初めての嫉妬
高校生活、初めての文化祭。
校内はたくさんの人で賑わっていた。
友達と模擬店を回りながらも、私の視線は自然と先生を探してしまう。
「あ、いた。」
少し離れた場所に、金森先生の姿が見えた。
嬉しくなって近づこうとした、その時だった。
先生の周りには何人かの女子生徒がいた。
みんな楽しそうに話している。
先生もいつもの優しい笑顔で話を聞いていた。
その瞬間。
胸の奥がモヤっとした。
(……なんで。)
自分でも分からない。
先生は教師なんだから、生徒と話すのは当たり前。
頭ではちゃんと分かってる。
なのに。
その輪の中にいる女子たちが、少しだけ羨ましかった。
「姫乃?どうしたの?」
友達に声をかけられ、私は慌てて笑う。
「なんでもない!」
そう答えたけど、本当は全然なんでもなかった。
先生が誰かと笑っている。
それだけなのに、こんなに苦しくなるなんて。
私はまだ、この気持ちを”恋”とは認めたくなかった。
でも――
この日、初めて知った。
嫉妬って、こんなに苦しいものなんだ。
コメント
1件
第7話、読み終えました。文化祭の賑わいの中で、先生と話す女子生徒たちを見たときの「モヤッ」とした感覚、すごくリアルでしたね。頭では「先生は教師だから当然」と分かっているのに、心がついていかない——このもどかしさが、恋の始まりの証なんだろうなと。最後の「嫉妬って、こんなに苦しいものなんだ」で、主人公がはじめて自分の気持ちと向き合った瞬間が鮮やかに描かれていて、胸に残る一話でした。
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玲
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#先生と生徒
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