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おやすみ
サスボル
里抜け1年後の詳細を含みます。
自己解釈。
恋愛感情はないけど愛はあります。
魔物を討伐し、辺りはすっかり日が落ちていた。
“里抜け”、大罪を犯して1年が経った頃合だろうか、
サスケさん……師匠とはもう和解してきていた
まだ警戒は解かれないけどな
「ボルト、腰を下ろせ」
“うちはサスケ”、強く信頼してくれているしオレだってサスケさんのこと信頼している。強くてカッコよくて、唯一七代目火影と対等できる力を持っていて…それにライバルだ。あんなクソオヤジよりカッコイイってばさ
「……おいボルト」
「ん、あぁ…わかってるってばさ」
たまに、冷たい目でオレのことを見るんだ、全能に書き換えられたのだろうか、それとも、
「戻ろうってばさ、!今なら里抜けだってしてない」
「お前今の立場が分かっているのか?」
1年前の出来事、12歳 終わりごろだろうか
蒼き瞳は俺から全てを奪った。
エイダのねーちゃんとカワキが強く願った。
全能が発動し、逆転してしまったんだ
別に悪くは思ってなかった
カワキが願ったんだ、父ちゃんを危険に晒すのはオレだってこと、大筒木だってこともわかってた
そのせいでサスケさんを里抜けさしちまったし、
ヒマを独りにさせてしまった。
「なんだ、考え事でもしてるのか」
サスケさんはオレの思ってることをすぐ見抜く
「あぁ、ちょっと思い出したんだ」
サスケさんには全てを話した、全能で忘れてしまうはずだった。だけどサスケさんはサラダを信じてオレのことも信じてくれた。
「そんなに思い詰めるな。ウスラトンカチの息子なんだろ」
「そうだけどオレだって思い詰めるってばさー」
オレは空を見上げた、日が出始めている。
春が近く、梅が咲いているのも視界に入ったがそれよりも目に見入ったものがあった。
「キレーだな、」
「そんなことに浸ってる暇があるなら早く寝ろ」
呆れたような顔でサスケさんはそう呟く
日明に照らされたその美形な顔はとても美しかった
「へへっ、わかったってばさ」
「師匠、おやすみ」
何度交わしただろうか、その数も忘れてしまうのだろう
だけどこれだけは忘れられないはず
「ああ、おやすみ」
明日もサスケさんとの旅が始まるんだってばさ
end