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𝓗𝓪𝓶𝓾
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#アイドル
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みぅです🤍 43話、読みました〜! 主人公が初デートにドタバタ準備してるところ、めっちゃ可愛いし共感しました😂「あーもう!」って声に出しちゃうの、リアルすぎて好き。 で、待ち受ける♡♡♡ーリと人だかり…もう彼、本当に派手好きすぎて草(笑)「まだ三台」ってサラっと言うのもキャラ立ってて笑っちゃった。 でも車の好みが真逆な感じ、この先すれ違いになったりするのかな…ちょっとドキドキします。続き気になる!
ほんと人の話を聞かないで、なんでもとっとと進めちゃうんだから……。
あんな車でだいたい来られたら、目立ってしょうがないんだけど……。
そんなことをぶつぶつと考えながら服はどれにしようかと悩んでいる内にも、時間はどんどん迫ってくる。
「だから時間がかかるって言ったのにー」
わざと声に出して自分を急かしつつも、初デートぐらいゆとりを持って準備させてほしいのになぁと感じる。
スマホの時計を確認すると、悠長にしてたら間に合わなくなりそうで、「あーもう!」と、ひとり声を上げてメイクをして、持っていくバッグを選ぶと、お気に入りのパンプスをつま先につっ掛けて部屋を出た──。
──駅が見える辺りまで行くと、案の定というかもう彼が来ているのが遠目にもわかる程に人だかりができていた。
車を囲むように大勢の人が集まっていて、あそこに行くのか……と、ちょっと躊躇したくなる。
離れた所からためらいがちに眺めていると、どうやら向こうもこちらに気づいたらしく、車が目の前へと走ってきた。
今日は、マンションの駐車場に停めてあった赤いフェラーリなんだ……この前は、真っ赤なランボルギーニだったし……本当に派手で目立つんだけどと感じつつ、
周りの目を避けるようにして、横付けされた車に素早く乗り込んだ──。
「今日は、フェラーリなんですね?」
周りからの視線を感じつつ、運転席でハンドルを握る彼をちらりと横目に見ると、
「ランボルギーニの方が良かったか?」
何も気に留めていない素振りで、そう訊き返された。
「いやあんまり、どっちも……」
否が応にも注目されていることにいたたまれないような気持ちで、そう口にすると、
「車、好きじゃないのか?」
彼に驚いたような顔をされた。
「車が好きじゃないっていうか、こういう目立つのはそんなに好きでは……」
「目立つからいいんだろう?」
真逆なことを問い返されて、「私は、そんなに目立ちたくはないんだけど……」それでなくても有名人な彼といるのに、これ以上の注目はあまり浴びたくないように感じる。
「だったら、黒のベンツの方がいいのか? 社用では、そっちのハイグレード車を使ってるんだが」
「……黒塗りのベンツもそれなりに目立つんだけど……だいたい、車って何台持ってるんですか?」
私の問いかけに、アクセルを踏み込みながら、
「まだ三台だが」
鷹騰社長が、あっさりと白状をする。
「まだじゃないですし……」
さすが巨大IT企業の社長って感じだけれど、一体どれくらい余裕があるんだろうと思う。
「やっぱり赤が目を引いていいだろ? 今度、赤いキャデラックのオープンカーでも、買おうかと思ってな」
駅のロータリーを出て、大通りへとハンドルを切りながら話す様子に、
いや……それ、絶対に私は乗らないし……と、心の中で密かに誓った……。