テラーノベル
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コンビニを出た後お互い行きたい場所が浮かばなかったので、家まで送ることにしたのだった。
アパートには車を停めるスペースがないので、ドラッグストアの駐車場に停める。
「帰り気を付けて下さいね」
「隼人君もね」
助手席のドアポケットにぬいぐるみを置いていた隼人君は、シートベルトを外してから取り出していた。
「すぐそこなんで大丈夫ですよ」
目があったまま無言になる。隼人君がニコッと笑ってから車のドアを開けた。
別れ際には抱きしめられるかキスされると思っていたので、勘違いしていたことに恥ずかしくなる。
この駐車場明るいし、人が近くを歩いてたからするわけなんてないのに。やっぱり今日の私は何かおかしい。
隼人君が車を降りてドアを閉めたので、平静を装って助手席側の窓を開けた。
「今度は隼人君の行きたい場所に行こうね。どこに行きたいか考えておいて」
#オフィスラブ
泉屋乃苺
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安東アオ
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コメント
1件
わあ、284話まで来てるんですね。今日のデートの終わり方、日常の延長線上にある温かさがすごくいいなと思いました。「抱きしめられるかキスされると思ってた」っていう心の声、あるあるすぎて共感しちゃいました(笑)。駐車場が明るいとか人が近くにいるっていう現実的な理由で「やっぱり今日の私は何かおかしい」って自己ツッコミ入れる感じが、すごく人間らしくて好きです。最後に「今度は隼人君の行きたい場所に行こうね」って言える余裕、大人の恋愛って感じでじんわりきました。次はどんな場所に行くのかな〜。