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俺の彼女はちょっと変わってる。

様々な想い人に振られ続けて苦節19年、やっとの思いで成就させた念願の彼女。飾らない美人で、思いの外料理上手で、何より生きるリズムが俺と似ている理想の彼女。

しかし、ちょっと変わってる。

まず彼女の部屋には物がほとんど無い。以前一度だけ家に上がった際、調理関係以外には布団と枕と服くらいしか無かった。ミニマリストなのかと問えばどうもそうでは無いらしい。ううむ、ミステリアス。まぁ、俺はそう云う所も魅力的だと思う男なので大変結構である。

大変なのはここからだった。

彼女の趣味は空の金魚鉢を愛でる事らしい。

不思議すぎた。

いや、確かに金魚鉢は美しいとは思う。波打つ縁なんか、特に良いと思うよ?思うけどさ、それって風鈴とかの愛で方では?とも思ってしまう訳で。俺の頭が固いのだろうか。彼女は現代的ってことか。思わぬ落とし穴すぎる。

まぁこんなことで想いの冷めるような男ではないので別にいいけどね。


帰り、試しに金魚鉢から金魚を避難させて空になった金魚鉢を眺めてみた。

床に金魚鉢を置いてその前に伏せる。顔を上げてみると、大きく球体の形に歪んだ星々が開かれた窓を通り抜けて俺の目に飛び込んできた。

……これが夜空で満たされた金魚鉢、か。じゃあ、この鉢から夜空が溢れてるってことになるのか?いや、夜空の中に金魚鉢が沈んでるともとれるな。そしたら俺は今、夜空の中を泳いでる?俺だけじゃない。ぐるっと俺達の世界は……ジオラマみたいに、夜に沈んでるんだ。



「…………へぇ」

確かに、美しい気がした。

まぁよくわかんなかったけど。

そうだ、短編を書こう

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