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バーに入ったら、元彼がいた。
ビックリしちゃって、焦って外へでたら、彼があとから追いかける。
「くんなよ!!」
『なんで逃げるの!!』
そんな話をしながら逃げていたら_
5分後
『や、やっと…つかまえた』
「はぁ…うぇ…」
久しぶりの運動で酸欠になって吐きそう。
『…俺ん家近いからさ、俺ん家で飲もーよ』
「…?…???」
一応別れた身なんだから、断れ詩音!俺ならいける!!
「…しょうがないな」
はあもうほんとバカ。
ツマミ買ったり色々してたら、いよいよ霧斗の家に着いた。
…鼓動が自然と早くなって、変な汗が出てきそうになる。
追いかけられたあとからは、走ったり激しい運動をしたりなんてことはしてないのに。
『はいって』
「お、お邪魔します…っ」
霧斗ってこんな家に住んでるんだ。
たしかにシンプル好きだったなあーとか、霧斗のことで頭がいっぱいになる。
二人でツマミの準備して、ソファーに二人で腰かける。
おつまみを取ろうとした瞬間、霧斗と俺の、指と指がそっと重なった。
「ご、ごめん」
『いや、こちらこそ…』
2人ともタコかよとツッコめるくらいに、耳と顔を赤くする。
きっと高校のときだったらあーまたか、くらいだったんだろうけど、久しぶりに会うと、やっぱり緊張する。
また鼓動が早くなって、周りの音が聞こえないくらいになる。
『とりあえず、飲むか』
「うん、そうだね」
霧斗目線
「…んふっ、ひさぃさに霧斗みてねえ、おぇね、あんしんしらかもーっ…」
『えー、酒よっわ』
家に連れ込んで、酒とつまみを買って飲んで食って、そしたら詩音は早くも酔ってしまった。
そんな詩音が、少し可愛いなーとか思ったりしてたら、詩音が俺の方に身体を傾ける。
そうすると自然に、俺の肩には詩音の頭が乗っかる状態になる。
もうここからはさすがに理性が危ない。
これ以上何か言われたりやられたりしたら、俺の理性と下半身が言うことを聞かなくなってしまう。
せっかくまだ友人でいられるんだ。
余計なことはしたくない。
それに、どんな詩音の前だって、かっこいい自分でありたい。
『あ”〜…っ』
それから10分、一応手は出ていない。
詩音の匂いで頭がクラクラして、下半身が元気になりそう。 本当にこれ以上は何も言わずやらずでいてくれ…。
「…おれね、きりとのこと、すきらよ」
酒のおかげか、はたまたワザとなのか。
そう疑ってしまうほどに、詩音のだるそうな、舌っ足らずな言葉と、目がとろっとしているような蕩けた顔に、俺の中の何かがプツッと切れた。
一気に触れたいという欲と、甘い声が聞きたいという欲が溢れ出てくる。
おれだって、傷つけないようにって思ってたよ。でも、これは反則じゃないかな。
『おれも、すき』
詩音がこう言っていて、俺が返事したところまでは覚えてる。
そうだよ覚えてんだよ俺、そっからどうした。
なんで、なんで俺と詩音は裸で寝てるんだ!! 『やってしまった…』
今は人生最大の危機に陥っている。
なぜなら、酔った勢いで元恋人とやってしまったかもしれないから。
ほんとに終わった。
『どーしよ…』
「…ん”〜」
詩音が起きちゃう。
本当にやばい誰か助けてほんとにって、助け求めちゃうくらいに危機に陥ってます。
チーターに追いかけられてる気分。
「…腰痛いんですけど」
『俺は人生が痛いです…』
「はい??」
ほわほわした感じの顔とは裏腹に、口調は少しトゲトゲしている。
まあそこが詩音のいいところなんだけど。
『ごめんなさい』
「昨日、激しかったね」
『え』
詩音あんなに酒弱いのに昨日のこと覚えてるの。
ほんとに終わったしんだ、自分の人生終わった。
そんくらいやばい状況。
「ま、なんてね」
「俺お酒弱いのに覚えてるわけないでしょ」
イタズラ好きな小悪魔が笑ったような顔でにやっと笑う彼に、胸が高鳴る。
やっと今日、生きてる感じがした。
『なんだよ、びっくりした…っ』
本当だったら社会的即死案件だった。
酒入った状態で、恋人でもないやつ犯して、翌日一緒にいるとか、歌舞伎町かなんかかな??
「あそうだ」
「昨日の返事、聞き取れなかったから」 「もっかい、言って」
目線を逸らしながら、耳を赤くしながら言う彼は、世界一可愛かった。
少しいたずらしてやろうとも思える顔だった。
『…何の話?なんの返事かわかんないなー俺』
「…っ、ばかじゃないの」
言い返せなくなったら、とりあえず馬鹿って言っちゃう彼が可愛い。
高校から変わってないんだって思うと、本当に愛おしい。
『ほら、もっかい言ってよ』
「…」
沈黙が流れる。
流石にいじりすぎたかと思ったとき、彼は言った。
「俺、おれね」
彼の言葉が詰まる。
そこがかわいい。
『うん』
「霧斗のことが!好き…だ、よ」
甘い声。昨日とは違う種類の甘い声。トゲトゲじゃない。一生守りたいと思えるような声と顔。
徐々に声が小さくなっていくのが、本当に愛おしくてたまらない。
『…ははっ、おれもすき』
「…ん」
可愛くて可愛くて、遂には笑い声も出てきちゃうくらい。 昨日と今日でわかった。
俺、別れるときからずっと、詩音のことが好きだったんだって。
✂ーーーーーーーーーーーーーーーーー✂
少し長いかもです‼️
読んで下さりありがとうございました!!
また次のお話で⌣̈👍🏻 ̖́-
2025/12/04 13:36:56
ごめんなさい話が途切れていたので上げ直しです。 次のお話も少し時間が空いたら投稿します、よろしくお願いします。
2025/12/05 17:27:06
申し訳ありませんが、もう一度訂正をさせていただきます。
もうこのようなことがないように慎重に見返しをいたします。
皆様の通知荒らしをしてしまいすみません🙇♀️