テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
2件
さすがるなちゃ ノベルも書くのうまい! るなちゃは小説家の神なのか‼️ めっちゃドキドキした💓
72
311
名前
五十嵐 春音
高二
相手
白布賢二郎
高二
『 無 音 の ご 褒 美 。 』
「ちょっと来て」
聞き慣れた、低い声。
振り向くと、白布が立っていた。
「え、どこ――」
最後まで言わせてもらえず、手を引かれる。
体育館の裏。人のいない場所。
「白布くん…?」
呼びかけると、いきなり――
ぎゅっ。
「……え」
抱きしめられた。
しかも、結構強め…。
「し、白布くん!?」
「うるさい」
即答。
でも、離れない。
むしろ、少しだけ顔が肩に埋まる。
「……勝ったから」
ぽつり。
「ちょっとくらい、いいでしょ」
(え、なにそれ)
可愛すぎて、頭が追いつかない。
「でも、こんなとこで…」
「だから来た」
淡々としてるのに、腕の力はそのまま。
「誰にも見られたくない」
ドクン。 ドクン。 胸の音がうるさい
「……なんで?」
聞いてしまった。
すると、少しだけ間があって。
「見られたら、面倒」
「え?」
「俺のものってバレる」
一瞬、思考停止。
(え????)
「……白布くん今なんて」
「聞こえてたでしょ」
さらっと言うのに、耳がほんのり赤い。
ズルい。
「それに」
少しだけ顔を上げて、目が合う。
「今日、ずっと我慢してた」
「我慢?」
「試合中」
真っ直ぐな目。
「見られてるの、わかってたから」
(え…!?)
「だから」
また、ぎゅっと抱きしめられる。
今度はさっきより、少しだけ優しく。
「今くらい、独り占めさせて」
心臓が、完全にアウト。
「……っ」
言葉が出ない。
すると白布くんが、少しだけ笑う。
ほんの、ほんの一瞬。
「顔、赤い」
「白布くんのせいでしょ…!」
「うん、知ってる」
即答。
そのまま、指先であなたの頬に触れる。
冷たい指。
でも、触れ方はすごく優しい。
「こういうの、慣れてないだろ?」
「だ、だって急に…」
「じゃあ、慣れろ」
さらっと爆弾。
「これからもやるから」
(!?!?!?)
「待ってそれどういう――」
言い終わる前に。
軽く、額に触れる感触。
「ご褒美」
一瞬、何が起きたかわからない。
数秒遅れて理解して、顔が一気に熱くなる。
「……っ!!」
「騒がないで」
でも白布くんは、ちょっと満足そう。
「まだ終わってないから」
「え」
「勝った日は、特別扱い」
静かに、でも確信犯みたいに。
「今日は、全部俺の」
もう、逃げられない。
でも――
嫌じゃない。
むしろ、嬉しい。
「……じゃあ」
小さく呟く。
「明日も勝ってよ」
すると白布は、少しだけ目を細めて。
「当たり前」
そのまま、もう一度引き寄せられた__。
ノベル苦手すぎるんですよ😭
下手なのは許して🙇🏻♀️