私の名前はリン、ユウェル家の三女です!
みなさんはこの世界に初めてきたと言うことで簡単に説明しておきましょう!
この世界において異能力者は珍しいものではありません。
天から授かりし能力、そうジェムは我々ユウェル家の血を引く者しか持っていません。
ではなぜ異能力者が珍しくないの?と思いますよね。
実はこの世界には人間だけではなくさまざまな種族が存在しています。
その種族にはそれぞれの能力(ブルーム)があります。それを今からお話ししますね。
まずは、女神族。この一族は神の一族とされ、我々ユウェル家とも深い親交があるのです。
女神族の特徴は大きな白い羽を持っていることで、天空に住んでいます。
その羽は出したりなおしたりでき、普段は邪魔になるため羽をしまっているそうです。
女神族は回復系のブルームを持っています。
傷を癒すことはもちろん、莫大なブルーム消費がありますが死者を生き返らせることもできます。
しかしその代償がでかいため女神族の方々も未だかつて使った者はいないとおっしゃっていました。また、ブルームを使う時は目がオレンジ色に輝き、天から光が降り注ぐと言われています。
また女神族の女王エリザベスは範囲を作りその範囲内にいる生物の生気を吸い取ることができる。
またその生気は浄化し死者に受け渡すことができるらしく、女王のみ使えるブルームだそうです。
次に、妖精族。この一族は自然を操り、我々ユウェル家とは関わりがありません。
妖精族が住んでいる聖なる森には妖精族以外の生物が入れため、接点がなく今に至ります。
妖精族の特徴は羽もなく浮遊できることです。
妖精族は自然系のブルームを持っています。 身の回りの自然を思うがまま操ることができるのです。
妖精族は攻撃力も守備力も備える一族として、関わりのないユウェル家の脅威となっています。
そして次に、人魚族です。この一族は水、海を操り、我々ユウェル家も敵対勢力です。
人魚族は海に住んでおり、海底に美海の城(シーキャッスル)を築いていると言われています。
人魚族の特徴はその名の通り、人魚の容姿をしています。
彼らは地上でも生活できます。その際尾びれが足になり歩くこともできます。
そのためこの国に潜んでいる可能性もあり、ユウェル家はいつも警戒しるのです。
人魚族は水を操るブルームを持っています。
水を生み出すこともでき、1滴の水で人を殺すこともできるほどの何かがあるとも言われています。
彼らがなぜ敵対意識を持っているか、この理由を知っているものは人魚族しか知り得ません。
また人魚族は次にお話しする一族と親しくしており、次の一族も我々の敵対勢力となっています。
最後に、魔人族です。この一族は光と闇を操り、我々ユウェル家にとっての最大敵対勢力です。
彼らは他の種族とはまた違った強さを持ち、 彼らはどの時代でも最恐として名を誇っていました。
魔人族は魔の世界(デビルズワールド)と言われているこの世界とは別の世界にいるとされています。
魔人族の姿を見たものはおらず、魔人族は居ないと言う者もいます。
しかし、この世界、この国はこれまで何度も魔人族の襲撃に遭っています。
その度に全ての民の襲撃の記憶を消し、何事もなかったかのように過ごしているのです。
なぜこのようなことをするのか、それはデビルズワールドに行く者が現れることを防ぐためです。
デビルズワールドに一度行ってしまうとそこから出られなくなってしまうのです。
しかし、魔人族は同族以外の出入りを禁じているらしく、すぐさま抹殺されると言われています。
中には魔人族に憧れを持つ者もおり、この世界では大きな脅威とされ言い伝えられています。
そして私はユウェル家の三女ということで立派なお家で生活をしています。
今の生活に不自由はなく幸せに暮らしていました。
しかしあることを知ってしまい、家を出ることに…
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