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音島sid







「 ね、音島君、ナイスフォローや! 」



なんて恥ずかしい…足とかでもなく肩…お恥ずかしい限りです。



そして豊岡先輩はトスを上げる。ボールの先は五木先輩だった。



「 はいはい。 」



軽く飛んでスパイクを打つ。



そのスパイクは拾われてしまう。



「 俺行く! 」



向こうの主将のレシーブは安定感もあってしかも守備範囲が広い。リベロみたい。



「 ん、嘉治吾。 」



「 !、やった。 」



嘉治吾って人が少し目を細める。そして本能的に分かる。



「 …俺に…来る。 」



ブロック。ブロックしないと。ちゃんと叩かないと。俺はミドルブロッカーでしょ?



震える手に力を入れる。



この数秒が俺にはとっても長く感じられた。























燕帝山 高校 排球部 の 日常  68話~

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