TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
シェアするシェアする
報告する

(   📖 × 🎣   短編  ①  )


─────


※ 学パロ風(?)   、   年齢操作有   ‼️


📖  →  高2   (17)


🎣  →  中2   (14)



もうちょい年齢上げたりしてもよかったけどなんとなくね……。

セリフと改行多すぎて見にくいですな。すいません🤧🤧

話の展開が早かったり遅かったり。 まちまちで過去一グダグダな小説。 (な気がする。)


※ アダルトリオの口調迷子   (特にイルミ)


あと、リクエストあればくださーい   ‼️

そいじゃ、本編どーぞー。  👀



─────













SHRの終わりを向かえる聞き馴染みのあるチャイムが校内に鳴り響く。 

それと同時に、クロロは急いで身支度をする。普段ならチャイムが鳴っても気にせず黙々と本を読んでいるのだが、今回ばかりは例外だった。 その姿を見るに、何かあったと密かに揶揄いを企む者たちがいた。









「 クーロロ  ♦ 」





「なんだ、ヒソカとイルミか。」





「そんなに急いでどうしたのさ。」





「いや……  特に何も無いが……。」





「へぇ……♠  もしかして、 最近よく見かける中等部の  『ゴン』  って 子と何処か行くとか……♦」




「…何故、ヒソカがそれを?」





「わぁ♥    そんなに怒らないでよ♦   

…でも、隠さないってことはそういう事でオーケー?♣」





「まぁ、そうだな。 だが、お前らには関係の無い話だ。道を開けてくれ、俺は1秒でも早くゴンに会いたいんだ。」









はぁ、と一つ溜息を吐くクロロの道を開ける気もないヒソカとイルミは まぁまぁ。  なんて少し機嫌の悪いクロロを宥めるかの様にニコニコと笑うと、ヒソカはクロロの鞄を持って   「行こうよ♦」  と 中等部のある東棟まで歩き始めた。クロロよりも先々と歩いていくヒソカとイルミは、何やらクロロとゴンの関係性に興味を持ったのか歩きながらゴンについて尋ねてくる。 

あまりにもしつこく尋ねてくるものだから、周りに公言しないことを条件として話すことにした。  



──────





クロロがゴンとの交流を始めたのはつい1ヶ月ほど前、ゴンが高等部の廊下で迷子になっているところを通りかかったクロロが声を掛けたことがきっかけである。

高等部の方に友達がいるから、と少し距離の離れた中等部の西棟から態々来たらしく、 クラスは聞いているものの場所が分からずそのまま道に迷ってしまったらしい。 









「あの……。  良かったらでいいんですけど、1年2組の場所を教えてくれませんか…?」





「勿論だ。 だが………。」





「だが…………??」






「案内する代わりと言ってはなんだが、君のことについて色々教えてくれないか?  あ、勿論、君だけというのもフェアじゃない。 俺の事についても教えるよ。

少し興味が湧いたものでな、 好きなこととか、名前とか簡単なことでいいんだ。」






「え、そんなことでいいの、?」






「嗚呼。」






「分かりました、 オレのこと何でも教えます!」










何とも不思議な少年だった。   敬語に慣れていない様で時折馴れ馴れしく友達みたいに接してきたり、年の離れた高等部の人達にも物怖じしない、元気でキラキラと眩しい何処か惹かれる少年。 その様子にクロロも目が離せなかったのだろう。初対面なのに彼について沢山知りたくなった。 

『一年生の教室ならすぐそこだから、ゆっくり行こう。』  と 優しい口調で教えると ゴンは嬉しそうな顔で笑った。








これから起こりうることなんて何も知らない無邪気な顔で。






───────









「…手始めに、名前から聞こうか。  俺はクロロ。  クロロ = ルシルフル。 」






「オレは、ゴン!  ゴン = フリークス  !   オレの無茶な誘いを受けてくれてありがとう、クロロさん!」






「どういたしまして。   敬語もさん付けも堅苦しいだろう。  『クロロ』でいいよ。俺も、 『ゴン』と呼ぶことにする。」






「ん、そう……?   じゃ、  クロロ!   クロロは何年生なの?  オレはね、 2年生 !   」






「奇遇だな、 俺も2年生だ。 来年はお互い受験生、ということだな。」






「オレ、勉強嫌いだから、受験なんて出来ない気がしてきた……。  」






「そうだな、だったら俺が勉強を教えてあげよう。 そうしたら今度、 俺の家に遊びにおいで。 後で連絡先を交換しよう、 メッセージで俺の家の住所を教えるよ。」






「ほんとに!?  ありがとう、クロロ!  じゃあ、一緒に帰ろうよ。 校内でケータイいじっちゃダメだからさ。   あ、そうそう!  あとね~ …………」











此方が聞いていない内容もズバズバと教えてくれるゴン。 その様子は、何とも楽しそうだ。  場所案内についてもう忘れているのだろうか、クロロの方を見ながら それでね~……。  なんて言いながら自身の体験談やら友達のことなど、飽きることなく話を進めていく。 それをクロロは相槌しながら一つ一つ聞く。   ゴンがあまりにも楽しそうに話し、かつクロロの話題にも興味津々と聞くので、クロロも釣られて 思わず普段人前では見せない本当の笑顔を晒した。  


これはただの余談ではあるが、中等部の生徒が高等部にいることは珍しく、ましてや人との関わりを極力避けているクロロが中等部のまだ幼き少年と楽しげに会話をしている姿を見る者は全員開いた口が塞がらなかったという。








──────









「それじゃあ、ここまでだな。」





「うん……。」





「どうした、ゴン。 具合でも悪いか?」





「違うよ、 クロロとバイバイするのが寂しいだけ…。」





「ふっ……、 また放課後に会えるだろう? 一緒に帰ろうと誘ったのはお前の方からだぞ。忘れたのか?」





「忘れてないよ、でも……。早く会いたいな。

初対面だし、図々しいけど………。今日の放課後、中等部の正門で待ってるからね!!  」





「嗚呼、すぐ行くよ。  それより、早くしないと休み時間が終わってしまうぞ。 友達に…… 会いに来たんだろう?」





「そうだった!   ありがとう、クロロ!  またね!」









そう言うと、ゴンは大きく手を振って1年2組の教室に走って向かった。

その様子を、クロロはずっと眺めていた。 教室から出てきたは特待生として注目されていた金髪の中性的な男子生徒。 ゴンの姿を見れば、 驚きと喜びを交えた笑顔で優しく話しかけている。 ゴンも楽しそうに笑っていた。 




心の奥底の濁りが増して、見ていられなくなる。  


クロロはそっと自身の教室へ戻った。







この作品はいかがでしたか?

331

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚