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塩﨑太智編
「はぁ、今日も雨…最悪…」
俺はスマホの天気アプリを見ながら呟く。連日の雨でまるでカナヅチで打たれるような頭痛が続いていた。
「薬、多めに持っていこう……」
痛む頭を抑えながら俺はゆっくりとベットから起き上がる。視界が少し歪んでいるが何度か瞬きをして意識を覚醒させる。
今日は久しぶりにmilkのみんなと会えるから休むという選択肢は俺の中になかった。
みんなに会えば楽しくて頭痛なんてどっかいく。そう思ってたのに。
「薬全然効いてへん……」
朝よりもずっと酷くなっている頭痛に顔を顰める。
事務所に着いたのは俺が一番最初だったらしく部屋には誰もいなかったのは良かった。誰かいたら絶対指摘されてたかも。
誰か来るまでソファーで寝かせてもらおう。少しは良くなるかもやし誰か来ても眠かったからで誤魔化せる。
少し硬いソファーに横になって目を閉じると俺の意識はすぐに落ちていった。
どれくらい経ったのか、ガヤガヤと辺りが騒がしくなったことで俺の意識は覚醒した。
「あ、塩さん起きた?」
「…仁人、おはよ」
「おはよ。珍しいね事務所で寝てるなんて」
「うん…昨日あんま寝れくんくて。もう撮影始まる?」
「いやまだ。そろそろ太智起こそうって言ってたからちょうど良かったわ」
「そっか。…よっしゃー!今日も撮影頑張るぞー!」
「うわっうるさ!……あんま無理すんなよ」
「ん〜?何言ってんの吉田さん。俺さっきまで寝てたんよ。元気モリモリだわ〜」
仁人の心配そうな顔を無視して俺は三人がいる場所へ駆けていく。
あぁ薬飲み損ねたなぁ…