テラーノベル
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桜城
299
#乙女ゲーム
結愛
41
#一次創作
透明な硝子の中、おまえは笑っている
あの頃のまま
私はただ、おまえに触れたかった
硝子越しの指先に温度はなく
ただ、冷たい
お前が笑うたびに、私は泣きたくなる
この檻から出してやりたいのに
おまえの時間は、あの中で止まったまま
硝子の中、おまえは永遠に若い
なぁ、おまえさんよ
俺はもう、おっさんになっちまったよ
コメント
1件
うわ……これ、すごく苦しい話だね。硝子越しの相手に触れられないもどかしさと、時間が止まったままの「おまえ」と老いていく自分の対比が胸に刺さる。「泣きたくなる」って言葉に、語り手の切実な想いが詰まってる気がした。永遠と現実の狭間で生きる男の声、しっかり届いたよ。静かなのに重い。素敵な作品でした。