テラーノベル
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阿部亮平、貴方は私のものよ。
他の誰にも渡さない。
閉じ込めて鎖で繋ごうかしら。
早く会いたい。
2か月前くらいから、黒の封筒に赤い文字の阿部宛のファンレターが届くようになった。
事務所が確認すると、赤い文字は、インクのように見えるが血のようにも見える。
週一のペースで届く。
事務所は阿部に知らせずまとめておいた。
どんどん増える手紙。
内容は、いつも同じ。
阿部亮平、貴方は私のものよ。
他の誰にも渡さない。
閉じ込めて鎖で繋ごうかしら。
早く会いたい。
猟奇的な匂いがする。
事務所は警察に届けるか判断しかねている。
もう少し待ってみよう。
過激になるようなら、警察に相談しようとなった。
差出人は、「駕籠瞳子」本名か偽名か分からない。
年齢も分からない。住所も分からない。
探しようがない人物。
事務所は溜まる手紙を眺めつつため息を吐く。
この手紙の存在が阿部に分かってしまった。
事務所に来た阿部に、スタッフがつい話してしまったのだ。
グループ皆んなで、その手紙を見る。
阿部ーやだ気持ち悪い。
岩本ー内容は全部同じだな。
深澤ー1人で街歩くなよ?
目黒ー・・。
渡辺ー手紙だけで済めばいいけど。
向井ー毎週来てるやん。
宮舘ー気持ち悪いな。
ラウー阿部ちゃん、気をつけて。
佐久間ー蓮、守ってやれよ?
コメント
4件
あべちゃんのキャラはサスペンス要素のある作品に合いますね
続きが気になる