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下神彩葉
Sun
609
沙雨叉 狐珀
565
203
🐿️side
21時、たっくんと買い物して家に帰る途中、ナオくんから珍しく電話がきた。
《もしもし?》
〈あ、リュウキ?ほんっまにごめん!!〉
《、は?なにが?》
〈…カイリュウが酔っ払っちゃった〉
《っ、飲ませんなって言ったやろ》
〈い、いや、ナオが頼んだコークハイとカイリュウのコーラが入れ替わってたねん…〉
《どっちも気づかんかったん?》
〈…喉乾いてたから〉
《、はぁ、迎えに行くから、店の場所送っといて》
〈…はい〉
お店に入ると、カイリュウがせいちゃんの肩に頭を預けてぽわぽわしとる。
「あ!りゅうき!ほんまにごめん…」
『…別に』
「ちょ、かいりゅう?リュウキ迎えにきたで?」
「うーん、?」
セイちゃんがカイリュウに声を掛けると、ボーッとしながらセイちゃんに擦り寄るカイリュウ。
正直、嫉妬で狂いそうやけど、この2人に迷惑をかけるわけにはいかんし。
『カイリュウ、とりあえず水飲んで帰るぞ』
「…りゅうき?」
『ほら、コップ持って』
「んぅ…手に力が入らへん、、」
『はぁ、、じゃあ、口開けろや』
少しイライラしながらコップをカイリュウの口元に運んだけど、プイッとそっぽを向いて拒否られる。え、何なん?
『おい、』
「飲ませてや…」
『っ、は?』
「「え?」」
『いつも、口で飲ませてくれるやん…、何でしてくれへんの、っ?』
「ちょ、かいりゅう!//」
ナオくんとセイちゃんの方を見ると、2人がニヤニヤしてんのが見えて、顔が熱くなるのが分かった。
「へぇ〜、リュウキくんってそういうタイプやったん〜?」
「男らしいなぁ?w」
『おい黙れよ、コラァ!//』
そんな会話をしとると、ふいにカイリュウに袖を摘まれた。
「りゅうきがぁ、飲ませてくれんと帰らへん…」
『…』
「、っ、あかん?」
上目遣いで顔を熱らせながら話すカイリュウはあまりにもエロい。
まあ、カイリュウはこうなったら絶対に引かんのを知っとるけど、問題は目の前でニヤニヤしとる2人や。
『…2人とも、先に外に出といてくれん?』
「え!全然ナオたちのことは気にせんでええのに、」
『…』
「ほら、ナオ行くで?」
「…はぁい」
やけに潔くセイちゃんが不服そうなナオくんを引っ張って個室から出て行ったのを確認して、ふわふわしとる俺の恋人に目を向ける。
『かいりゅう』
「りゅうきぃ?」
『水、飲むんやろ?』
「うん、、飲ませてくれるん?」
『…家帰ったら、覚悟しとけよ』
「っはは、上等やわ、、」
コップに入った水を口に含んで、頬に手をやりながらカイリュウの薄い唇に押し付ける。
親指で顎を少し下げて口を開くと、水が流れ込んでいってコクリとカイリュウが飲み込んだ。
「んん、、」
満足した様子で離れようとしたカイリュウの後頭部に手を回してさらに深く口付ける。
「っ、りゅ、、き、、ふっ、ぁ、」
『、んん、、』
「んっ、、はぁ、っ、」
さすがにこれ以上はヤバいか、と唇を離すと、カイリュウはすでにクタクタで、おんぶしてお店から出た。
2人が先に会計を済ませてくれたらしく、お金を渡そうとした。
「あ、ええよ!良いもん見せてもらったから!」
『は?…もしかして見てたん?』
「えぇ〜?何のことやろ?」
『やけにセイちゃんが大人しく引き下がったと思ったら、そういうことか… 』
「ナオは、やめとこ?って言ったんよ!」
「はぁ?ナオが先に言うたんやろ!?」
『…もうどっちでもええわ!』
コメント
1件
読了しました〜!第5話、酔ったカイリュウの「飲ませてや…」に一気に持ってかれました。リュウキの嫉妬とイライラが滲む冷静な動き、でも最後は口移しで水を飲ませて、さらに深いキス…うわ、尊い。ニヤニヤしてるナオくんとセイちゃんも含めて、この4人の関係性がもう可愛くてエモいです。おんぶして帰るリュウキも、酔っ払って甘えるカイリュウも、全部好きです。次も読みたいです!